こんにちは!
ミオは激安で人気の国産キャットフードです。
スーパーやコンビニなどでも購入できる手軽さは良いですが、原材料の質や、実際に使用している人の口コミ・評判はどうなのでしょうか?
今回はミオシリーズの定番「ミオドライミックス」の原材料を評価していきます!
クリックできる目次
ミオの総合評価|Cランク
商品名 | ミオ|ドライミックス|かつお味 |
総合評価 |
Cランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【キャットフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原料:×穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉) その他原料:×チキンミール、動物性油脂 酸化防止剤:○ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物 人工添加物:×pH調整剤、着色料(二酸化チタン、食用赤色102号、食用黄色5号、食品青色1号) |
原産国 | 日本 |
第一原料産地 | 不明 |
内容量と価格 | ・930円/1kg ※全て税込、アマゾン参考 |
対応年齢 | 成猫用(1歳以上) |
販売元 | 日本ペットフード株式会社 |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | 一覧 国産 高コスパ |
ミオドライミックスの評価はCランクです。
大量の穀物が第一主原料であることと、危険な着色料が使用されていることが低評価の理由です。
また、猫ちゃんに必要な栄養源である動物性タンパク源はミール肉などの粗悪な原材料ばかりでした。
しかも、猫ちゃんに必要のない危険な合成着色料が使用されている点も気になりました。
グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントが配合されているのは良いのですが、メイン原料がこれではバランスの良い食事とは言えません。
以上のことから、ミオドライミックスはCランクです。
ミオドライミックスの原材料を評価
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉)、動物性油脂、魚介類(フィッシュパウダー、カツオ粉末、マグロ節粉、小魚粉末)、脱脂大豆、オリゴ糖、野菜類(トマト、ニンジン、ホウレンソウ)、クランベリーパウダー、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、ニコチン酸、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン、アスコルビン酸カルシウム)、着色料(食用赤色102号、食用黄色4号、食用黄色5号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、ハーブ抽出物)、グルコサミン、コンドロイチン
第一主原料は穀物
ミオドライミックスのメイン原料は、消化器官が短い肉食動物の猫ちゃんにとって消化しづらい穀物です。
たくさん食べすぎると消化不良を起こしたり、下痢や嘔吐、アレルギーを引き起こす可能性があるので、できれば避けたいところです。
特に、ミオドライミックスに使用されているトウモロコシや小麦は特にアレルゲンになりやすいですよ。
穀物が多いキャットフードで下痢や嘔吐などを起こす猫ちゃんには、グレインフリーを食べさせて見てください。
⇒ グレインフリー(穀物不使用)のキャットフードのおすすめランキング【7選】
かつお味なのにチキンがメイン
パッケージには「かつお味」と書いてありますが、実際に原材料を見ると、メインはチキンミールや牛肉粉などの肉類です。
実際には、かつおは粉末でしか使用されていないので、チキンにアレルギーのある猫ちゃんには注意が必要です。
かつおと書いてあるからには、かつおを使用してほしい気がしますが、あくまで「かつお」風味ということになりますね(-_-;)
肉類について
ミール肉は不安な原材料
使用されている肉類チキンミール・牛肉粉・豚肉粉のうち、気になるのがミール表記です。
牛肉と豚肉に関しては肉の部分を粉末状にしたものだとわかるので良いのですが、ミールは肉部分だけではなく人間が食べることのできない部位(骨や内蔵などの副産物)が含まれています。
つまり、牛や豚のどんな部位が混ざっているかが不明なのです。
猫ちゃんにとって最も重要な動物性タンパク源はミール肉ではなく、新鮮な肉の部分を使用したものが良いですよ。
肉類は国産原料を使用
しかし、ミオドライミックスで使用している肉類は国産である点は評価できます。
肉類は、国産となります。鶏肉は主に九州と東北から、牛肉・豚肉は九州から調達しておりますが、必要量に応じて、国内での産地が変更になる場合がございます。
魚類は、焼津港にて陸揚げされたものとなります。しかしながら、回遊魚が主であるため、漁場は世界各国となります。
ただ、穀物などはアメリカ産なので、すべての原材料が国産というわけではありません。
危険な着色料が使われている
ミオシリーズにはすべてのラインナップに合成着色料が使用されています。
赤色102号や黄色4号、青色1号などの着色料は発がん性が認められている危険な人工添加物です。
しかし、猫ちゃんの目は色の識別ができず、美味しそうと感じるのは視覚ではなく嗅覚です。
着色料は粗悪な原材料を使用しているのをごまかし、人間に美味しそうと思わせるためだけに添加されています。
同じ日本ペットフードの手掛ける「ビューティープロ」は着色料不使用なので、気になる人はそちらを選ぶと良いでしょう。
pH調整剤とは?
pH調整剤は人間の加工食品にも使用される添加物で、酸化防止のために食品のpHを調整する効果があります。
クエン酸やリン酸、炭酸ナトリウムなどを一括で総称したもので、何がどれだけ添加されているかは不明なので、少し不安な原材料です。
キャットフードを選ぶときにはそのような不安がないように人工添加物が使用されていないものを選んだほうが安心でしょう。
ミオドライミックスの成分を評価
たんぱく質27.0%以上、脂質8.5%以上、粗繊維3.0%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、カルシウム0.9%以上、リン0.7%以上、リノール酸0.9%以上、マグネシウム 標準値0.11%
総合栄養食である
ミオドライミックスは総合栄養食です。
総合栄養食とは、そのフードと新鮮な水を与えるだけで、猫の健康維持ができるように栄養バランスが調整されたフードのことです。
脂質が低い
成分を見てみると脂質が低く、AAFCOの定める基準値9%以下でした。
AAFCOとは米国飼料検査官協会の略称で、ペットフードの栄養基準やラベルの表示に関するガイドラインを設定している機関です。
日本のペットフード公正取引協議会の規約でも、このAAFCOの基準値を採用しています。
脂質は猫ちゃんにとって、美しい毛並みや健康な皮膚を作るために必要な栄養素なので、最低でもこの9%はほしいところですね。
参照:AAFCO2016 年版における犬猫の栄養素プロファイル概要(前編)|J-STAGE
タンパク質は控えめ
タンパク質は27%と少し控えめです。
肉食動物の猫ちゃんにとってタンパク質は最も重要な栄養素で、健康な身体を維持するのにとても大事です。
プレミアムフードは30%以上の高タンパクなものが多いので、それに比べると元気な成猫にとっては物足りないように感じました。
ミオの製造会社
日本ペットフード株式会社
日本初のドックフードを作った会社
ミオの製造会社は「日本ペットフード株式会社」です。
日本ペットフード株式会社は、日本初の国産ドックフード「ビタワン」を作った会社です。
ビタワンの犬のキャラクターは見たことがある人も多いのではないでしょうか?(^^)
現在はビューティプロやコンボなどの多くのペットフードを手がけています。
ミオは1995年生まれ
1973年に初めて作られたドライキャットフード「ミミードライ」が改良されて、1995年に「ミミーミオドライミックス」として発売されました。
これが後のミオドライミックスです。
日本ペットフードの中でも古く歴史の長いキャットフードです。
参考:日本ペットフード株式会社「日本ペットフードの歴史ー食べ継がれる信頼ー」
ヘルシーフードサイエンス研究所
「ペットの健康と長寿を追求する」というテーマのもと設立されたのがヘルシーフードサイエンス研究所です。
この研究所はペットフード専門の研究所として日本で最も長い歴史を持ち、獣医師・ペット栄養管理士などが、日本で暮らすペットの食事について研究を重ねていますよ。
ミオのラインナップを紹介
ミオのラインナップは現在は2種類です!
- ミオ|ドライミックス1.2kg
- ミオ|おいしくって毛玉対応2.3kg
ミオ|みんなおねだり5kg(販売終了)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ミオ|おいしくって毛玉対応
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂)、脱脂大豆、魚介類(フィッシュパウダー、マグロ節粉、小魚粉末)、オリゴ糖、クランベリーパウダー、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、銅、亜鉛、ヨウ素)、酵母細胞壁(食物繊維源)、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、pH調整剤、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、コリン)、着色料(食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色5号、食用青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
たんぱく質25.0%以上、脂質8.5%以上、粗繊維4.5%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、カルシウム0.8%以上、リン0.7%以上、リノール酸0.9%以上、マグネシウム 標準値0.11%
2種類の天然繊維で毛玉対応
酵母由来・とうもろこし由来の2種類の食物繊維を配合し、便としてスムーズに排出するサポートをします。
毛玉を吐きやすい猫ちゃんには、毛玉対応のキャットフードを選んであげると良いですよ。
また、腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖配合なので、お腹の調子も整えてくれます!
タンパク質25%で低め
タンパク質25%とAAFCOの定める水準を下回っています。
しかも主原料が穀物なので、動物性タンパク質の割合は多くないでしょう。
毛玉には効果があるかもしれませんが、猫ちゃんに必要な栄養素的にはかなり物足りないと考えられます。
ミオ|みんなおねだり(販売終了)
穀類(トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、パン粉)、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉)、動物性油脂、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、マグロ粉末、カツオミール、小魚)、脱脂大豆、セルロース(食物繊維)、オリゴ糖、GABA、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、ニコチン酸、パントテン酸、ビオチン、葉酸、コリン)、着色料(食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、ハーブ抽出物)
たんぱく質27.0%以上、脂質8.5%以上、粗繊維4.5%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、カルシウム0.9%以上、リン0.8%以上、リノール酸0.9%以上、マグネシウム 標準値0.12%
参照:ミオ|みんなおねだり|お魚ミックス5kg
大容量の複数飼育用
複数飼育用の5kg大容量タイプがミオ|みんなおねだりです。
原材料の種類はあまり変わりませんが、子猫からシニアまで食べることのできる配合になっています。
といっても、タンパク質や脂質は子猫にはかなり物足りないので、成長期の子猫には別の栄養たっぷりのフードを与えることをおすすめします。
ストレス改善にGABA配合
多頭飼育のストレスを軽減する為にGABAが配合されているのがこのシリーズの特徴。
猫ちゃんは群れで行動しない動物なので、室内での多頭飼いはストレスやケンカになることも。
GABAは、アミノ酸の一種で神経の興奮を抑える働きがあり、リラックス効果があると言われています。
参考:愛犬・愛猫のストレスケアに!無駄吠えや分離不安などに対応するサプリメント「ギャバロップ」
ミオのメリット・デメリット
メリット
とにかくコスパが良い
ミオドライミックスの一番のメリットはそのコスパの良さです。
1kg2,000円以上のプレミアムキャットフードと比べて、ミオドライミックスは1kg200~300円程度とかなり安いです。
多頭飼いの家庭や、保護猫活動をしている人には、安くてたくさん入っているキャットフードは助かりますよね。
スーパーで気軽に購入できる
スーパーやコンビニ、量販店などで気軽に購入できるのもメリットです。
うっかりキャットフードを切らせてしまったときでも、すぐに手に入るのは嬉しいですね。
デメリット
アレルギーが心配
ミオドライミックスは穀物中心のキャットフードで、多くの人工添加物が使用されています。
穀物アレルギーの猫ちゃんや、アレルギー体質で敏感な猫ちゃんにはオススメしません。
肉類もいろいろなものが使われているので、アレルゲンの特定が難しいのもデメリットです。
不安な人工添加物が多い
発がん性のある着色料が使われているのもデメリットです。
これらの人工添加物には上限が定められてはいますが、実際にすべての猫ちゃんに安全かどうか不安が残りますよね。
人工添加物にアレルギーが出る猫ちゃんも多いので、あまり使われていないほうが良いと思います。
当サイトに投稿された「ミオドライミックス」の口コミ・評判
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当サイトで調査した「ミオドライミックス」の口コミ・評判
ジッパー付きで保存に便利
こちらの商品にしてから我が家の猫の食欲がUPしました。
他のご飯だと一定期間同じものを与え続けると飽きてしまうみたいで食いつきが悪くなるのですが、こちらの商品ではそういう事もありません。
ジッパーが付いているので湿気てしまう事もなく、小袋で分けられているものよりいつも新鮮な状態で与えられるのもgoodです。
ジッパー付きで保存しやすいという意見が多くありました。
キャットフードは空気に触れると酸化がはじまり味や風味が落ちてしまうので、ジッパーが付いてしっかり密封できるのは助かりますよね。
新鮮なまま保存できるので猫ちゃんの食付きの良さにも繋がります。
粒の形状が良い
真ん中に穴が開いているタイプなので、猫ちゃんが、かみ砕くのに楽で、食べやすそうです。
真ん中に穴の空いている形状が良いという意見も多くありました。
噛み砕きやすく、吐き戻しも減ったという猫ちゃんもいましたよ。
噛むことで歯垢が除去されるのでお口の健康ケアにも良さそうですね!
便が緑色に・・・
近所のスーパーで300円で購入しました。
うちの猫には合いませんでした。
うんちが緑色がかりました。
久しぶりにもう一度あげてみたら、今度は嘔吐。しかも2回連続。
合う子もいるのかもしれませんが、肝臓の数値が少しだけ平均より高いだけでも要注意です。
便が緑色になってしまったという衝撃的なレビューもありました。
ミオドライミックスには多くの着色料が使用されているので、その色がそのまま便になって出てきたのかもしれません。
この猫ちゃんは肝臓の数値が悪いとのことですが、病気がちな猫ちゃんや、敏感な猫ちゃんには注意したほうが良いかもしれませんね・・・
まとめ
ミオドライミックスは原材料や栄養バランスに不安な点が多くあるキャットフードでした。
- コスパが良い
- 穀物メイン
- 脂質が少ない
- 猫に不必要な着色料が使われている
ペットの健康長寿のために研究開発されたフードですが、原材料は猫ちゃんにとって良いものばかりではありませんでした。
ジャンクフードの感覚でたまに与える分には良いですが、長期間与えるのはオススメできません。
肉類メインで栄養バランスの優れたキャットフードを選んであげてほしいと思います。