
こんにちは!
「カルカン、ねこ、まっしぐら♪」のCMでおなじみのカルカンのキャットフード。
ドライフード・缶詰・パウチと種類も豊富で、スーパーやコンビニでもよく見かけるフードですよね。
今回はカルカンの原材料評価と実際に食べさせている人の口コミ・評判などをまとめました!
またカルカンに使われている着色料の危険性についても解説しています。
クリックできる目次
カルカンの総合評価|Cランク
商品名 | カルカン|室内ねこ用|お魚ミックス|まぐろとかつお味 |
総合評価 |
Cランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【キャットフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原料:×穀類(とうもろこし、小麦等) その他原料:×チキンミール、家禽類、大豆 酸化防止剤:×BHA、BHT 人工添加物:×BHA、BHT、着色料(赤102、青色2、黄4、黄5) |
原産国 | タイ |
第一原料産地 | 不明 |
内容量と価格 | 662円/1.6kg ※税込、Amazon参照 |
対応年齢 | 成猫 |
販売元 | マースジャパンリミテッド |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | 一覧 コスパ |
穀物が第一主原料なのはマイナス

カルカンの評価はCランクです。
カルカンは猫ちゃんが消化しづらい穀物メインのキャットフードです。
特にアレルゲンになりやすいとうもろこしと小麦が第一主原料であることが低評価の理由です。
そして、猫ちゃんにとって大事な動物性タンパク源である肉類も「ミール肉」と、質の良いものを使っているとは言い難いです。
危険な人工添加物が使われている
また、発がん性の認められている危険な人工添加物の使用があり、大事な猫ちゃんに与えるのは正直不安です。
本来不必要な着色料が使われているので、原材料の質にも疑問が残ります。
以上のことから、カルカンの評価はCランクになりました。
カルカンの原材料をチェック
穀類(とうもろこし、小麦等)、肉類(チキンミール、チキンエキス等)、大豆、ビートパルプ、家禽類、植物性タンパク、油脂類(パーム油、大豆油等)、魚介類(かつおエキス、フィッシュエキス、まぐろエキス等)、野菜類(ほうれん草、にんじん等)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、BHA、BHT)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5)
穀物がメイン

第一主原料は穀物(とうもろこし、小麦等)になっています。
特にとうもろこしは、人間でも消化しづらい原材料であり、肉食動物の猫ちゃんにとってはなおさら消化が難しいです。
猫ちゃんは人間や犬に比べて消化器官が短いので、消化に時間のかかる穀物は胃腸に負担をかけることになります。
また、安価な穀物は「かさまし」として使われることが多い原材料なので、穀物メインのキャットフードは質が良いとは言えません(-_-;)
ミール肉の使用あり
ミール肉は不透明な原材料
肉類で使われているチキンミールは、鶏のとさかや内臓などの食肉以外の部位と、クズ肉を混ぜ合わせて加工された原材料のことです。
ミール自体を輸入していることもあるので、原産国はわかりませんし、どんなチキンのどんな部位が使われているかもわからず、安全性が不透明です。
4Dミートを使っている可能性

粗悪なミール肉の場合は、4Dミート(Dead/死亡した・Diseased/病気の・Dying/死にかけの・Disabled/障害のある)を使用している可能性もあり危険です。
ミール肉は価格が安いので、激安キャットフードに使われることの多い原材料です。
できれば避けたい原材料です。
かつおよりもチキンが多い
「お魚ミックス」と書いてあるのに、実際に入っているのは魚ではなく肉がほとんどです。
魚介類に関してはかつおエキスやまぐろエキスのみで、魚自体の使用はありません。
魚のキャットフードがほしい人には注意が必要ですね。
不必要な着色料
猫は色を識別できない

カルカンの原材料の中で一番気になったのが、多く使われている合成着色料です。
実は、猫ちゃんの目は色を識別できていません。
食べ物の美味しさを見た目や色ではなく、臭いで判断しているので、フードに色がついている必要はないのです。
つまり、着色料は人間が見たときに「美味しそう」と思わせるためだけに添加されているのです。
参考:猫の目から見えている世界は?猫の視力や色彩感覚、動体視力について|松並動物メディカル通信販売部本店
危険な合成着色料
合成着色料は、病気やアレルギーのリスクがあり、猫ちゃんにとって良いものではありません。
海外ではペットフードに添加するのを禁じられている国もあるほどです。
カルカンは、緑色の粒が混じっていたり、明らかに着色料が使われている感じがして、筆者としてはあまり猫に与えたくないですね・・・
危険な酸化防止剤
酸化防止剤はキャットフードの劣化を防ぐために必要なものですが、カルカンにはここでも危険な合成酸化防止剤が使われていました。
BHAは発がん性が認められている人工添加物です。
猫ちゃんに健康に害のない基準値内であればキャットフードに添加しても良いことになっていますが、100%安心はできないですよね。
できれば、酸化防止剤は天然成分のものを選びましょう。
カルカンのウェットフードの評価
ウェットフードは総合栄養食

カルカンのウェットフードは「総合栄養食」です。
総合栄養食とは、「そのフードと水だけで健康を維持できる、栄養バランスのとれた製品」のことです。
ウェットフードを食事として与える場合にはこの表記があるものを選びましょう!
参照:猫ちゃんの総合栄養食とは?キャットフードの選び方|アイシア公式
パウチタイプの原材料評価
魚介類(かつお、まぐろ等)、肉類(チキン、ビーフ)、植物性油脂、小麦、調味料(アミノ酸等)、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、Fe、I、K、Mg、Mn、Na、P、Zn)、タウリン、増粘多糖類、ポリリン酸Na、EDTA-Ca・Na、発色剤(亜硝酸Na)
まぐろ味だけどチキンやビーフも含まれている
パウチタイプのウェットフード「まぐろ味」について見てみると、まぐろと書いてあるにも関わらず、一番多く含まれているのはカツオでした。
しかもチキンやビーフも入っているので、魚しか食べない猫ちゃんや、チキンなどにアレルギーのある猫ちゃんには向きませんね。
嗜好性アップのためのアミノ酸

調味料のアミノ酸は、猫ちゃんの食いつきを高めるために使われる人工添加物です。
食いつきはとても良くなりますが、依存性が高く、それ以外を食べなくなることもあります。
そもそも猫ちゃんの食事には調味料は不必要なので、できるだけ使われていないものを選びたいですね。
発色剤は保存料
発色剤(亜硝酸Na)は、ウェットフードの退色を抑え、肉を新鮮に見せる効果があります。
またボツリヌス菌などの細菌の繁殖を抑え、フードを安全に保ちます。
しかし、これも発がん性が認められている危険な添加物です。
ペットフード公正取引委員会では、この亜硫酸ナトリウムの使用に関して上限が定められていますが、長期間食べさせることで健康に害がでる可能性があるので、できるだけ避けたいところですね(-_-;)
選べる4種類の食感
パウチタイプは猫ちゃんの好みに合わせた4種類の食感が楽しめます。
- ゼリー仕立て
- ミックスシリーズ
- お肉シリーズ
- スープ仕立て
飽きやすい猫ちゃんには、食感で変化をつけてあげると良いですよ!
缶タイプの原材料評価
魚類(かつお、白身魚、まぐろエキス等)、植物性油脂、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Cu、Fe、I、Mg、Mn、Zn)、タウリン、増粘多糖類、調味料、EDTA‐Ca・Na
参照:カルカン公式「カルカン|缶タイプ|成猫用|まぐろ味」
缶タイプは年齢によって3種類
缶タイプは食感の違いはなく、成猫用フードとシニア猫用で分かれています。
こちらも1歳以上の成猫に必要なすべての栄養素をバランス良く配合した総合栄養食ですよ。
ウェットフードをたっぷり食べたい猫ちゃんには、こちらの缶タイプのほうがお得ですね。
発色剤不使用
缶タイプはパウチに使用されていた発色剤は不使用です。
フードの添加物が気になる人は、こちらの缶タイプを選んだほうが良いでしょう。
カルカンの特徴は?
30年以上の老舗ペットフードブランド

カルカンは30年以上に渡ってペットフードを作り続けている老舗のブランドです。
カルカンはペット栄養学の科学的権威ウォルサム研究所と連携した研究も行っています。
「おいしくて、栄養バランスの良い食事」を提供するという理念の元日々研究を重ねているそうです。
マースジャパンが販売
カルカンは日本でも大きなシェアを誇るマースジャパンリミテッドが取り扱っているブランドのひとつです。
カルカンの他にはシーバやアイムスといったメジャーなキャットフードも販売していますよ。
CMが可愛いと話題
カルカンのCMの猫ちゃんが可愛すぎると話題です!
カルカンのCMの子猫ちゃんはアメリカンショートヘアという種類です。
毛色はシルバータビーで、THEアメショといった感じの王道猫ちゃんです。
アメリカンショートヘアーは温厚で賢い性格なので、猫飼い初心者にもおすすめですよ♪
参照:アメリカンショートヘアー(猫)|フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)
激安キャットフードの危険性
激安フードの理由
激安キャットフードは、価格を下げるために原材料にコストが低いものを使っています。
「肉よりも安く仕入れることができる穀物」「生肉ではなくミール肉」といったように、猫ちゃんにとってはあまり良くないことは明白です。
もちろん、質の悪い原材料を使っているので、着色料や調味料といった人工添加物をたくさん使ってごまかす必要があります。
安いキャットフードだからと言って安易に買うのではなく、激安=粗悪だと思って避けたほうが良いと考えられます。
カルカンは激安フード?

カルカンのドライフードは1.6kgで657円と、かなり安いフードです。(2021年1月Amazon価格参照)
上質な原材料を使っているプレミアムフードのモグニャンは1kgあたり2,800円程度、コスパの良い安全なキャットフードとして評判のピュリナワンは1kgあたり1,200円程度と、比べてみるとカルカンは400円台/1kgととても安いです。
穀物中心、ミール肉の使用、人工添加物の使用など、激安である理由がわかりますよね。
家族である猫ちゃんの健康のためにも、購入する前に原材料のチェックをするクセをつけましょう。
当サイトに投稿された「カルカン」の口コミ・評判
カルカンのみんなの口コミ・評判
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当サイトで調査した「カルカン」の口コミ・評判
良い口コミ
ねこまっしぐら!食いつきよし◎
ごまは基本おやつ以外、
ご飯はカリカリのみなのですが
みなさんはなんのカリカリを
ねこちゃんにあげてますか??
ちなみにごまはカルカンだと
食いつき半端ないです✨✨
おすすめのカリカリあったら
ぜひ教えてください☺️☺️— Goma (@gm_gm_gmtyan) 2016年8月21日
「猫まっしぐら」というキャッチフレーズ通り、食いつきが良いとの口コミが多数見つかりました。
子猫から老猫までずっとこれを食べているという猫ちゃんもいました。
とにかく安い
安い
美味しいのに安くてとっても嬉しいです!
ありがとうございます。
安くて助かるという意見も多かったです。
多頭飼いや、地域猫の餌やりなどでたくさんフードが必要なときにはコスパの良いカルカンは良いかもしれませんね。
悪い口コミ
尿結石になった
今日は点滴&抗生剤注射と尿検査
結果ストルバイトが見つかりました
今までカルカンの下部尿路ケア
をあげていたのですが
ロイヤルカナンのpHコントロールの療法食に変えるように勧められましたとりあえず今日で通院終了、 pic.twitter.com/GUxHQjpuMa
— りんさん (@rinsan0623) 2017年5月7日
ストルバイトなどの尿路結石になってしまったという書き込みが何件か見つかりました。
この書き込みの猫ちゃんは、下部尿路ケアを与えていたのにストルバイト結石になったようです。
年齢や体質にもよると思いますが、ストルバイトになってしまったら、そのフードはすぐにやめる必要がありますよ!
毛艶が悪くなった
何も知らずにカルカンやってた時と今の餌やってた時じゃうちの猫の毛艶とか肉付きとか見違えるほどよくなったからマジで餌って大事
— えん (@am0x0r) 2015年10月3日
カルカンから他のフードに変えたら毛艶や肉付きが良くなったという口コミがありました。
穀物中心のキャットフードでは、猫ちゃんの健康な身体を作るのに重要な動物性タンパク質が少なく、毛艶も悪くなってしまいますよね。
猫ちゃんの健康のためには、質の良いキャットフードを選んであげることが重要ですよ!
まとめ

カルカンの原材料には危険な人工添加物がたくさん入っており、いくら食いつきが良くても正直あまりオススメできません。
- カルカンは猫専用フードブランドで種類が豊富
- ドライフードは穀物中心
- ウェットフードは総合栄養食
- 危険な人工添加物が多用されている
カルカンはスーパーやコンビニでも手軽に買える激安のキャットフードですが、それだけで選んでほしくないと感じました。
猫ちゃんの健康をきちんと考えるなら、動物性タンパク源が第一主原料で、穀物は少なめ、添加物不使用の安心安全なキャットフードを選ぶようにしましょう!