こんにちは!
JPスタイル「和の究み(きわみ)」は、日本で暮らす愛猫のために作られた国産のキャットフードです。
国産のフードと聞くと安心安全な印象を持ちますよね。
実際に原材料の安全性やユーザーからの口コミ、評判はどうなのでしょうか。
今回はJPスタイル「和の究み」の原材料を評価し、口コミ・評判をまとめました。
クリックできる目次
JPスタイル「和の究み」の総合評価|Cランク
商品名 | JPスタイル|和の究み|セレクトヘルスケア|腎臓ガード|チキン |
総合評価 |
Cランク A~Cの3段階で評価 当サイトの評価基準は【キャットフード一覧ランキング】にて解説 |
評価項目 |
第一原料:×穀類(小麦全粒粉、コーングルテンミール、中白糠、ホミニーフィード、小麦粉、脱脂米糠) その他原料:×チキンミール、動物性油脂 酸化防止剤:○ローズマリー抽出物 人工添加物:○なし |
原産国 | 日本 |
第一原料産地 | 不明 |
内容量と価格 | 870円/700g 1,382円/1.4kg ※税込、Amazon参考 |
対応年齢 | 成年期 |
販売元 | ペットライン株式会社 |
公式サイト | 公式ページを確認する |
特徴 | 一覧 国産 コスパ 無添加 |
JPスタイル「和の究み」の評価はCランクです。
第一主原料に穀物が多く使用されている点がもっとも評価が低い理由です。
その他にもチキンミールや動物性油脂などの、品質が不明な原材料が使用されているのも残念でした。
ただ、着色料・保存料などの人工添加物が使用されていないところと、腸内フローラに着目して乳酸菌が配合されているところは良かったです。
以上のことから、JPスタイル「和の究み」はCランクとなりました。
JPスタイル「和の究み」の原材料をチェック
穀類(小麦全粒粉、コーングルテンミール、中白糠、ホミニーフィード、小麦粉、脱脂米糠)、でんぷん類、肉類(ミートミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂、フィッシュオイル)、魚介類(削り節ミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー)、ビール酵母、ビートパルプ、粉末セルロース、馬鈴薯たんぱく、ミルクカルシウム、オリゴ糖、β-グルカン、ユッカ抽出物、フィッシュコラーゲン、乳酸菌末(エンテロコッカス・フェカリス)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン、タウリン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン、イノシトール)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
穀物の割合が多い
和の究みの第一主原料は多くの穀物類です。
穀物は完全肉食動物の猫ちゃんにとって消化しにくい原材料で、消化不良で下痢や嘔吐を引き起こしたり、アレルギーの原因にもなります。
小麦全粒粉
一番最初に記載されている小麦全粒粉は、通常の小麦に比べ3倍程度の食物繊維や鉄分を含んでいます。
アレルゲンのグルテンは、小麦粉よりも少ないのでその点は良いですが、大量に入っていては同じことですよね・・・
コーングルテンミール
コーングルテンミールはトウモロコシの副産物で、コーンスターチの製造過程で残ったタンパク質(グルテン)を乾燥させたものです。
タンパク質と言っても植物性タンパク質なので、猫ちゃんに必要な必須アミノ酸は含まれていません。
タウリンなどのアミノ酸は肉類などの動物性タンパク質からしか摂取できないので、穀物がどんなに多くても意味がないのです。
ミートミールが使用されている
肉類に使用されているミール肉は、人間の食べることのできないクチバシや内臓などと、食肉加工で出る肉のカスを混ぜて加工した粉末状の原材料です。
その中でもミートミールは特に注意するべき原材料で、どのような種類の動物の肉が使われているかが不明です。
猫ちゃんがアレルギーのある動物の肉が混じっていたり、4Dミートと呼ばれる粗悪な肉を使用して作られている可能性もあります。
動物性油脂は気をつけたい原材料
動物性油脂もミートミールと同様気をつけたい原材料です。
どんな動物の脂肪が使用されているかが明記されていませんよね。
キャットフードを購入する際には、「サーモンオイル」「鶏脂」のように、原材料が明記されているものを選びましょう。
獣医師開発で安心
開発元の日清ペットフードでは、療法食のドクターズケアやドクターズダイエットを手掛けていたため、腎臓ガードのようなケアフードにも安心感がありますよね。
また腎臓機能と同じように、顎の筋肉が弱ってくる老猫でも小粒で食べやすいという特徴があります。
小粒のフードは老猫になると増えてくる吐き戻し対策にも良いですよ。
⇒ ドクターズケアはストルバイトの猫に効く?評判・口コミを解説
JPスタイル「和の究み」の成分をチェック
たんぱく質27.0%以上、脂質14.0%以上、粗繊維5.0%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、カルシウム0.7%標準値、リン 0.6%標準値、ナトリウム0.3%標準値、マグネシウム0.09%標準値、食物繊維8.0%標準値
代謝エネルギー:約360kcal(100g当たり)
タンパク質の種類
JPスタイル|和の究み|腎臓ガードのタンパク質は27%以上と、AAFCOの定める基準である26%を上回っています。
しかし、穀物ばかりの原材料から考えると、タンパク質は植物性たんぱく質が多いことが予想されます。
猫ちゃんに必要なタウリンは、動物性タンパク質からしか摂取することができないので、植物性タンパク質の方が多いのは気になりますね。
できれば、穀物ではなく肉類を多く使っているフードが望ましいです。
タンパク質・リンが抑えられている
JPスタイル和の究み|セレクトバランス|腎臓ガードは、腎臓の健康維持に配慮して、リンやナトリウムを低く設定しているフードです。
また、腎臓の負担軽減のためにタンパク質も27%程度と控えめな設計になっています。
JPスタイルの特徴
腸内フローラに着目
JPスタイル和の究みは、乳酸菌「エンテロコッカス・フェリカス」とオリゴ糖をダブル配合し、猫ちゃんの腸内フローラを整えます。
猫ちゃんの腸に有効な乳酸菌フェリカス菌が腸内の善玉菌を増やし、オリゴ糖がその餌となり増加をサポートします。
便秘や下痢を繰り返す、胃腸がデリケートな猫ちゃんにおすすめですよ。
参考:東京大学大学院農学生命科学研究科プレスリリース「ネコにはネコの乳酸菌!?~ネコにおける加齢に伴う腸内細菌叢の変化~」
信頼の高い国産メーカー
現在、JPスタイル「和の究み」の製造会社は日清ペットフード株式会社からペットライン株式会社に譲渡されています。
日清ペットフード株式会社は、1970年から「ペットの元気と長生き」をテーマにペットフードを作り続けている信頼の高い国産メーカーです。
JPスタイルの他に、「懐石」「キャラットミックス」などのキャットフードも製造しています。
一方、ペットライン株式会社は、「メディファス」や「キャネットチップ」を手掛ける国内大手ペットフードメーカーです。
健康へのこだわり
JPスタイルは、「平均16歳といわれる猫の寿命を、20歳まで伸ばしたい」との思いから、独自の健康プログラム「LIFE20」を提唱しています。
健康維持サポートの観点から、体全体の「トータルボディケア」と年代別の健康状態に配慮した「ライフステージケア」をバランスよく組み合わせることで、健康長寿を目指します。
JPスタイル和の究みはこのLIFE20に対応したキャットフードシリーズです。
⇒ 猫が長生きするための4つの秘訣とおすすめのフードランキング
安全性へのこだわり
JPスタイル和の究みは安全へのこだわりもしっかりと行われています。
香料・着色料などの人工添加物を使用せず、酸化防止剤にも天然成分を使用しており、猫ちゃんに安心して与えることができますよ。
また、トレーサビリティシステムを導入するなど、徹底した品質管理が行われています。
さすが国産メーカーといったところですね!
小分けパックでいつでも新鮮に
JPスタイル和の究みは25gの小分けパックになっているので、いつでも新鮮な状態のフードを与えることができます。
フードは開封した瞬間から酸化してしまい、味や風味が落ち、栄養価・食いつきが下がっていきます。
小分けパックになっていると食べきることができるので、味にうるさい猫ちゃんにもおすすめできます。
⇒ キャットフードの正しい保存方法を解説!食いつきが悪いのは酸化のせい?
JPスタイル「和の究み」のラインナップ
JPスタイル「和の究み」のドライフードは全部で12種類と豊富です。
年齢に合わせたシリーズや、腎臓や下部尿路などに配慮したシリーズなど、様々な観点から選ぶことができるのが嬉しいポイントです。
目的 | 種類 |
---|---|
腎臓の健康維持 | 腎臓ガード|かつお味 |
腎臓ガード|チキン味 | |
腎臓ガード|2種の味アソート | |
下部尿路の健康維持 | 下部尿路ガード|低マグネシウム |
下部尿路ガード|低カルシウム | |
お腹の健康維持 | デリケートなお腹ガード |
トータルボディケアは終売
2021年9月のリニューアルで、年齢やニーズに合わせて選ぶトータルボディケアが全て終売になりました。
それに伴って腎臓や下部尿路、お腹の調子などケアしたい点で選ぶセレクトヘルスケアのみになりました。
ウェットフードはすべて終売
JPスタイル和の究みには、下部尿路ケア・腎臓ケアができる3種類のウェットフードがありましたが、すべて2021年3月31日に終売となりました。
ネット通販ではまだ在庫があるショップがあるかもしれませんが、なくなり次第終了となります。
デリケートなお腹ガード
【原材料】
肉類(ミートミール、チキンミール)、でんぷん類、穀類(小麦全粒粉、コーングルテンミール、中白糠、ホミニーフィード、小麦粉)、油脂類(動物性油脂、フィッシュオイル)、魚介類(削り節ミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー)、ビートパルプ、粉末セルロース、オリゴ糖、活性菌(バチルスサブチルス)、β-グルカン、ユッカ抽出物、乳酸菌末(エンテロコッカス・フェカリス)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、フマル酸、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)【成分】
たんぱく質30.0%以上、脂質12.0%以上、粗繊維5.0%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、カルシウム1.1%標準値、リン0.9%標準値、ナトリウム0.5%標準値、マグネシウム0.08%標準値、食物繊維8.0%標準値
代謝エネルギー:約350kcal(100g当たり)
「デリケートなお腹ガード」は便秘をしやすい猫ちゃんに人気があるようですよ。
JPスタイル「和の究み」は乳酸菌の力で腸内フローラを整える効果があるので、お腹の調子が気になる猫ちゃんにぴったりです。
また、このシリーズは、第一主原料が肉類という良いポイントもあります。
幼猫用離乳食も販売
JPスタイル|幼猫用離乳食
ミルクカゼイン、パン粉、植物性油脂、脱脂粉乳、きな粉、小麦胚芽、乾燥全卵、バチルスサブチルス(活性菌)、ビフィズス菌、β‐グルカン、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、塩素、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、ビオチン、コリン)、タウリン
子猫の成長に合わせて調節できる
JPスタイルは、お湯に溶かして使うパウダータイプの幼猫用離乳食も手がけています。
猫ちゃんの成長に合わせて柔らかさを調節しやすいので使いやすいですよ。
徐々に水分を減らして硬さに慣れてきたら、ドライフードに移行しましょう。
食欲不振の猫ちゃんにもおすすめ
食欲不振の猫ちゃんや、産後などの栄養補助食品としても使用できるすぐれものです。
パチルスサブチルス(活性菌)・ビフィズス菌・カルシウム・ビタミンEなどの健康維持に必要な栄養素がバランスよく配合されていますよ!
当サイトに投稿されたJPスタイル「和の究み」の口コミ・評判
他のは食べないので
好き嫌いの多いコで、和の極み1歳からのにシーバのデュオを混ぜていましたが、終売になってしまい困っています。こちらのランクがCという事ちょっと心配ですが、何しろ他のご飯を食べないのでこちらの腎臓ケアを試してみようと思います。
原材料が微妙
腎臓配慮のタイプを、同じメーカー?が出している腎臓療法食が入手できるまでのつなぎで使っていた事があります。食いつきはいいです。ただ穀物が多いのか、びっくりするほど水を含むとふくらむので吐きやすいと思います。問い合わせに対するメーカーの対応も悪いです。原材料を教えられませんと言われました。信頼できるメーカーはそんな対応はしません。
避妊去勢後のデイリーケア
1歳オスが2匹、大型の長毛種のミックスらしく、太ってはいないものの5.5キロを超えたので、カロリー低めのこちらを与えてみました。Cランクになっていて、原料に多少不安はありますが、かつおの香りが良く美味しいようで、うちの子は大好きです。日本製、価格も良心的、小分け包装ということもあり、ローテーション決定です。
当サイトで調査したJPスタイル「和の究み」の口コミ・評判
お腹の調子が整った
腸内環境改善
ウンチが柔らか目で、毎回必ず血がトッピングされるので病院で検査してもらったところ、腸内環境が悪いとのことでこのフードを勧められました。
食い付きがものすごく良く、ウンチもいい柔らかさになり血もほとんどなくなりました。
当分このフードを続けてみようと思います。
下痢や便秘に悩む猫ちゃんが、改善したという口コミもありました。
乳酸菌とオリゴ糖のダブルのサポートで腸内環境が改善したようですよ♪
食いつきが良い!
よく食べます
もうすぐ8歳になる子達用に購入しました。本来ならシニア用の方が良いのでしょうが、同じ味だと飽きるので初めて購入してみました。粒も小さめで食べやすいみたいです。よく残すことがある子もこれは残さずに食べてくれます。
食いつきが良いという意見も多く見られました。
日本の猫のために作られたキャットフードなので、日本の猫ちゃんの嗜好性にあうのかもしれませんね。
高齢猫でも安心
いつも同じものだと飽きると思い、試しに購入しました。 高齢で歯がない子が2匹いるのですが、粒が小さいせいもあり高齢で口が小さい子にも食べやすそうにみえます。吐き戻しが一度もなかったです。便の状態も変わりはありませんでした。ローテーション用にストックしておこうと思います。
腎臓ガードは、腎機能が低下してくる高齢猫に与えている人も多いようです。
小粒で食べやすいので、吐き戻しが多くなる老猫でも安心ですね。
国産で安心
国内生産の信頼感
日清製粉の技術(国内生産)、1パックずつ乾燥剤が入れてあり真空パックになっていること(酸化しない)が決め手で3年間ずっと買わせていただいてます。
最近リニューアルされましたが食いつきは変わりません。
生まれてから食べさせているうちの猫(いま3歳)は下痢をしたことがないです。
鰹節やちゅーる、ミャウミャウのふりかけパウダーを掛けると流れでガツガツ食べるのでおすすめです。グルテン(小麦)が入ってるということでネットでの評価サイトは低めの点数ですが、必ずしもグルテンが入ってなければ良いとは限らないのではと思っています。
和の究みは出来るだけ消化に負担をかけないように細かく細かく粉砕されているそうです。
肉だけのフードって脂質が多くなりがちで下痢しかねず、それもまた良くないかと(これは自分の偏見ですが)
要はバランスだと思うので、グルテンアレルギーでなければ気にしなくていいと個人的には思います。和の究みはバランスのいい栄養配分で、材料も安全性をきちんと管理、パッケージには細やかな品質保持の努力がなされています。(ホームページ見るのが一番ですね)
みなさまの飼っている猫が食べてくれれば、値段的にも続けやすい和の究みをおすすめしたいです。(これからもリピしたいので和の究みが終了しないよう購入者を増やす目論見でレビューしました。)
参照:Amazonカスタマーレビュー
国産で安心という意見がとても多かったです。
生産してから消費者の手元に届くまでが近いのも魅力的ですね。
何か問題が合っても、すぐメーカーに対応して貰えるのも国産の良い点の一つです。
まとめ
JPスタイル「和の究み」は国産キャットフードで人気がありますが、検証してみると原材料の質が残念でした。
- 穀物の割合が多い
- 肉類の質に不安あり
- 人工保存料や着色料は不使用
- 乳酸菌×オリゴ糖で腸内サポート
国産キャットフードということもあり、口コミや評判は良いものが多かったです。
しかし、猫ちゃんの健康を考えると少し気になる原材料が多く残念でした。
信頼の高い国産メーカーなので、肉や魚メインのフードが開発されると良いなと思いました!