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キャットフードの危険な原材料・成分表解説!猫によくない成分は?

気をつけたいキャットフードの原材料4種類

管理人
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こんにちは!管理人かんりにんかえで@cat_abc_jp)です。

毎日与えているキャットフードの中には、猫ちゃんの身体に良くない原材料が入っていることがあります。

長生きのためには、資本となる食べ物選びが一番大事といっても過言ではありません。

そこでこの記事では、キャットフードを選ぶときに必ずチェックしてほしい4つの原材料を紹介します!

また、原材料表・成分表の見方や、危険な添加物・ミール系原料などについても解説しています。

キャットフード選びの参考にしてくださいね!

クリックできる目次

キャットフードのパッケージの見方

原材料表の見方

第一主原料とは

原材料表の一番最初に記載されている原材料のことを「第一主原料」と言い、一番多く使用されている原材料を指します。

原材料は含有量が多いものから順番に記載されているので、下の方になるほど使用量が少なくなります。

気をつけたいキャットフードの原材料4種類

引用元:飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~【環境省】

このような原材料の表記は、ペットフード安全法により、原則として添加物を含めて使用した原材料を全て表示するように決められています。

メインの原材料を特定できる

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原材料表を見ることで、何がメインのキャットフードなのかを判断することができます。

第一主原料として使われることが多い原材料は、

  • チキンやビーフなどの「肉類」
  • サーモンや白身魚などの「魚介類」
  • トウモロコシや小麦などの「穀物」

などで、これらの第一主原料をしっかりチェックすることが大事です!

パッケージに「フィッシュ」と書いてあっても、原材料を見たら一番最初に穀物と書いてあった、というような例もあります(^_^;)

メインの原材料を特定することで、猫ちゃんの体質や好みに合わせて、キャットフードを選ぶことができますよ。

成分表の見方

成分表示とは

成分表示は、キャットフードの成分を分析して栄養の割合を%(パーセント)で表示したものです。

ペットフード公正取引協議会では、以下の5項目の表示を義務付けています。

  • 粗タンパク質
  • 粗脂肪(脂質)
  • 粗繊維
  • 粗灰分
  • 水分

その他にも、マグネシウムやリンといった、猫ちゃんの下部尿路疾患に関わるミネラルの数値や、オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などの栄養素を表示しているものもあります。

食品の包装容器に記載される成分は、例えば「1袋中たんぱく質15g,脂質8g」の様になっていますがペットフードの包装容器に記載される成分は、「粗たんぱく質20%以上、粗脂肪8%以上、粗繊維3%以下、粗灰分6%以下、水分10%以下」の様に示されます。ペットフードは、この五成分の表示が義務づけられており、必要に応じて他の成分の表示も記載されます。

参照:ペットフード公正取引協議会「1.ペットフードの製造について」

タンパク質・脂質のバランスを見る

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成分表をチェックして、タンパク質や脂質のバランスを確認しましょう!

猫ちゃんの食事は高タンパクであるのが望ましいとされています。

日本が基準を採用している、アメリカの全米飼料検査官協会「AAFCO」の基準では、タンパク質の最低値を成猫は26%、子猫は30%と設定しています。

しかし、高タンパクな上に高脂質すぎても、猫ちゃんの肥満の原因にもなります。

適度な脂質を保ちつつ、タンパク質は豊富なキャットフードが良いですよ。

ミネラルの配合をチェックする

ミネラルの中でも、カルシウム・リン・マグネシウムの配合には注意が必要です。

カルシウム:リン:マグネシウムが1.2:1:0.1~0.08のバランスが尿のpHをコントロールするのに最適とされています。

このバランスが崩れると、猫ちゃんがかかりやすい尿路結石などの下部尿路疾患の原因になることもあります。

気をつけたい原材料①肉類・魚類

肉類の表示に注意する

肉類の表記を注意して見る

原材料表の肉類の表示で、「肉副産物」「ミートミール」「フィッシュミール」などと記載されている場合は、質の悪い肉を使用している可能性があり、注意が必要です。

「肉副産物」は人間が食べることができない部位

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肉副産物とは、人間用に食肉加工された後の、残りものを指します。

副産物は人間が食べることのできる可食部分と不可食部分とに分かれます。

安いキャットフードに使われるのは、人間が食べることのできない肺や腎臓などの内臓や、骨、血液、脂肪などです。

人間用と同じように食肉加工された肉類はコストが高く、このような肉副産物が使われていることが多いです。

Meat by-products is the non-rendered, clean parts, other than meat, derived from slaughtered mammals. It includes, but is not limited to, lungs, spleen, kidneys, brain, livers, blood, bone, partially de-fatted low temperature fatty tissue, and stomachs and intestines freed of their contents. It does not include hair, horns, teeth and hoofs. It shall be suitable for use in animal feed.

意訳:肉の副産物とは屠殺された哺乳動物に由来する肉以外の、レンダリングされていない清潔な部分です。それには、肺、脾臓、腎臓、脳、肝臓、血液、骨、部分的に脱脂された低温脂肪組織、および内容物を含まない胃および腸が含まれるが、これらに限定されない。髪、角、歯、蹄は含まれていません。それは動物用飼料での使用に適していなければならない。

参照:AAFCO「Pet Food」

「ミートミール」は肉副産物を加工したもの

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ミートミールとは、食肉加工の際に出る肉副産物やクズ肉を加工して作られた粉末状の原材料です。

どのような動物の肉の、どんな部分を使っているのか分からないので、安全性が不透明です。

ミートミールはコストが安く、キャットフードの原材料費を抑える目的で使われる質の悪い原材料です。

Meat Meal is the rendered product from mammal tissues, exclusive of any added blood, hair, hoof, horn, hide trimmings, manure, stomach and rumen contents except in such amounts as may occur unavoidably in good processing practices.

意訳:ミートミールは血液、毛、蹄、角、トリミング、排泄物、胃、及び内容物を除いたルーメンのことで、哺乳動物組織から得られるレンダリングされた製品である。

参照:AAFCO「Pet Food」

〇〇ミール|原材料がわかるものは安心できる?

ミール系原料には、チキンミールやサーモンミールといったように、原材料名が記載されているものもあります。

ミートミールは肉の種類もわかりませんが、これらはチキンやサーモンと原材料が明記されています。

しかし、レンダリング工場で大量に作られ、安く仕入れたミールには質の悪い肉が使われている可能性もあり、注意が必要ですよ。

ごくまれに、自社工場で加工した上質なチキンミールを使っているペットフードメーカーがありますが、もちろんキャットフード自体の価格も安くはありません。

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4Dミートの危険性

4Dミートは質の悪い肉を使用

質の悪い肉を使った原材料

肉副産物やミートミールには、4Dミートと呼ばれる質の悪い肉が使われている可能性があります。

4Dミートとは以下のようなものを指します。

  • Dead 死亡した動物の肉
  • Diseased 病気の動物の肉
  • Dying 死にかけの動物の肉
  • Disabled 障害のある動物の肉

これはアメリカの肉の品質のランクで、4Dミートは人が食べることのできない最低品質の肉を意味します。

そもそも廃棄する肉なので、安く仕入れることができ、価格の安いキャットフードの原材料に使われることがあります。

4Dミートは見分けられない

しかし、ミートミールや肉副産物に4Dミートを使っていたとしても、原材料表に表示する義務はないので、購入する側からは見分けることはできません。

もちろん、ミートミール=4Dミートとは限りませんが、可能性がある以上、ミールと表記があるものはできるだけ避けたほうが安心と言えますよ。

質の良い肉類の見分け方

管理人
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質の良い肉類を使ったキャットフードは、チキン・ターキー・サーモンなど、肉の種類を明記しています。

中には「鶏肉(日本)」や「新鮮丸ごと太平洋ニシン」のように、産地や部位を記載しているキャットフードもありますよ。

安全なものを選ぶために、「肉類」「〇〇ミール」などの曖昧な表記のキャットフードは避けるようにしましょう。

気をつけたい原材料②穀物

穀物はかさまし?

穀物は消化の悪い原材料

穀物は、市販の激安キャットフードの原料としてよく使われる原材料です。

肉に比べて穀物は安く大量に仕入れることができるので、価格を抑えるためにかさましとして使用されるのです。

しかし、実は猫ちゃんにとっては身体の負担になっているのです。

ネコは肉食動物

肉食動物である猫ちゃんの消化器系は肉の消化には適していますが、穀物の消化には向きません。

というのも、猫ちゃんの消化管は雑食である犬に比べて短く、消化に時間のかかる穀物は消化不良になりやすいのです。

また、唾液にも炭水化物を分解するアミラーゼという酵素がありません。

だから、穀物をたくさん摂りすぎると、消化不良を起こし下痢や嘔吐、皮膚疾患などのアレルギーを引き起こすこともあります。

猫ちゃんの身体のことを考えるのであれば、穀物不使用の「グレインフリー」がおすすめです。

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トウモロコシ・小麦はアレルギーのリスクがある

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穀物の中でも特に注意が必要なのが、トウモロコシ・小麦です。

これらは消化不良を起こしやすく、アレルギーのリスクが高い穀物です。

特にキャットフードのかさ増しとして使われることの多いトウモロコシは、草食動物以外は消化できないセルロースという食物繊維の外皮に囲われています。

摂りすぎることで下痢や嘔吐の原因になります。

第一主原料にトウモロコシや小麦とあったら、特に注意しましょう。

米・玄米は消化吸収が良い

トウモロコシや小麦の代わりによく使われるのが、米や玄米です。

米類は、消化吸収がよく、アレルギーのリスクが少ない原材料です。

穀物アレルギーになったことのある猫ちゃんには不向きですが、コストの面では米や玄米を使用しているキャットフードは良いかもしれません。

気をつけたい原材料③人工添加物

人工添加物は保存料着色料や香料など

キャットフードに使われる人工添加物には、主に酸化防止剤(保存料)、着色料、香料などがあります。

酸化防止剤は天然成分が良い

危険な人工酸化防止剤

酸化防止剤は、キャットフードが痛むのを防ぎ、長期保存を可能にする目的で添加されます。

しかし、中には人間の食品には使用できないような危険な合成酸化防止剤が使われることがあります。

  • エトキシン
  • BHA
  • BHT
  • 没食子酸プロピル

エトキシンは、食用はもちろん、農薬としても使用できないほど毒性の強い成分で、BHA・BHT・没食子酸プロピルには発がん性が認められています。

少量であれば自然に排出されるので、猫の健康を害することはないとの見解もありますが、家族である猫ちゃんに危険だとわかっている添加物が入ったものを与えるのは不安ですよね。

これらの添加物が使われているキャットフードは避けたほうが良いでしょう。

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安全な天然の酸化防止剤

猫ちゃんの健康を考えれば、天然成分の酸化防止剤が使われているキャットフードを選びましょう。

  • ミックストコフェロール(ビタミンE)
  • ビタミンC
  • ローズマリー抽出物
  • クエン酸

これらは自然の材料から作られた酸化防止剤なので安全安心ですよ。

ただし、人工添加物よりも保存期間が短いので、保存には注意しましょう。

キャットフードの正しい保存方法を解説!食いつきが悪いのは酸化のせい?

着色料は不必要な添加物

猫ちゃんには色が識別できない

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着色料は、キャットフードの色合いを良くするために添加されます。

しかし、猫ちゃんの目は人間とは違って、色を識別できていません。

美味しそうな色をしていても、猫ちゃんの食付きには関係ないのです。

つまり、着色料は購入する飼い主に「おいしそう」と思わせるためだけの必要のない添加物なのです。

合成着色料は発がん性がある場合も

合成着色料は危険

合成着色料は、石油やタールなどから人工的に作られた着色料のことです。

日本では使用可能でも、海外の多くの国で禁止されているものもあります。

特に危険な合成着色料は以下のものです。

  • 赤色40号
  • 赤色102号
  • 青色1号
  • 青色2号
  • 黄色4号

特に、赤色40号や赤色102号は、発がん性が認められており、非常に危険です。

もちろん、これらの着色料が使われているフードを食べたからといって、すぐに健康に影響が出るわけではありませんが、蓄積されていくことでガンやアレルギーのリスクが高くなると考えられます。

そもそも、猫ちゃんにとっては着色料は全くの無意味なので、必要ありません。

天然の着色料にも注意が必要

キャットフードには、天然の着色料が使われることがあります。

  • 酸化チタン・酸化鉄
  • 紅麹(ベニコウジ)色素
  • カラメル色素

天然着色料と言っても、色素を抽出する際に化学薬品を使っていることがあります。

そのときに使われた化学薬品は原材料には記載しなくても良いのです。

つまり、天然の着色料だからといって安心はできません。

着色料は合成でも天然でも使われていないほうが良いですよ。

香料はごまかしのために使われている?

香料は美味しそうな香りを着けるだけの添加物

香料は、猫ちゃんの食いつきを良くするために、美味しそうな香りをつける添加物です。

しかし、品質の良い原材料を使用していれば香料は必要ないはずです。

粗悪なキャットフードは、原料の質の悪さや、添加物の臭いを消すために香料を使ってごまかしているのです。

原材料に香料と書かれていたら、原材料の質や添加物などにも注意する必要があります。

添加物タウリンは猫に必須の栄養素

キャットフードによく添加されているタウリンは必須アミノ酸の一種です。

猫ちゃんにとって重要な栄養素ですが、猫ちゃんは体内で作ることができないので、キャットフードには添加されることが多いです。

参照:ロイヤルカナン|犬と猫の栄養成分辞典|タウリン

よくある健康推進添加物

近年、キャットフードには様々な健康増進添加物が配合されています。

  • L-カルニチン(脂肪燃焼)
  • コラーゲン(毛艶)
  • グルコサミン・コンドロイチン(関節)

これらはサプリメントとしても使われることが多く、不足している栄養素を補ったり、病気の予防にも効果があります。

毎日のフードで摂取できるのは嬉しいですよね。

しかし、いくら健康増進系の添加物が豊富でも、肝心のフードの原材料の質が悪くては意味がありません。

まずは質の良い原材料を使ったキャットフードを選びましょう。

気をつけたい原材料④動物性油脂

動物性油脂の表記には注意

「動物性油脂」表記には注意

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キャットフードによく使われる「動物性油脂」という原材料には注意しましょう。

動物性油脂とは、動物由来の脂肪のことで、ドライフードを形作るために使われます。

しかし、「動物性」という表現は曖昧で、どんな動物の、どこの部位の脂肪なのかがわかりません。

粗悪な原材料である4Dミートを加工するときに出た油脂ということも考えられますよね。

良質なキャットフードでは、「動物性油脂」といった曖昧な表記ではなく、「鶏油脂」「サーモンオイル」のように、原材料がはっきりと記載されています。

油脂類の表記には注意してください。

動物性油脂に使われた保存料は記載しなくて良い

動物性油脂は植物性油脂に比べ劣化が早いので、酸化防止剤を使って保存する必要があります。

しかし、油脂類に使われた酸化防止剤は原材料表に記載する必要がありません。

発がん性のある危険な保存料が使われていたとしても、購入する側にはわからないのです。

もちろん、「牛脂(ミックストコフェロールで保存)」のようにきちんと記載してあるキャットフードもあります。

原材料表をチェックして、保存方法の分からない「動物性油脂」や「油脂類」が入っていたら、注意が必要です。

質の悪い動物性油脂が猫に与える影響

酸化した動物性油脂は、猫ちゃんの内臓に負担をかけ、さまざまな病気の原因になります。

また、動物性油脂の保存に使われている合成酸化防止剤は発がん性やアレルギーの原因になることもあります。

消化不良を起こしたり、下痢などを引き起こすこともあります。

猫ちゃんのことを考えたら、「動物性油脂」の使われていないキャットフードを選んだほうが良いですよ。

正しいキャットフードの選び方のポイント8つを解説!

まとめ

管理人
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キャットフードを選ぶ際に気をつけたい原材料を4種類紹介しました。

  • 肉類・魚類の表記
  • 穀物の有無
  • 人工添加物の有無
  • 動物性油脂の表記

猫ちゃんの健康のために、飼い主である私達がしっかりと原材料をチェックし、安全なキャットフードを選んであげることが大事です。

キャットフードを選ぶときの参考にしてみてください♪

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