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ネギやチョコは危険!猫に食べさせてはいけないものまとめ

管理人
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こんにちは!管理人かんりにんかえで@cat_abc_jp)です。

ひと昔前ならば、人間の残飯をペットの餌にするのは普通のことでした。

しかし、現在では猫にとって有害なものも多いことがわかり、人間の食べ物は与えてはいけないのが基本となっています。

また、食材だけでなく、植物やたばこ・殺虫剤など、愛猫を危険にさらすものは、日常生活の中にたくさん潜んでいますよ。

今回は、猫が食べてはいけない危険なものについてまとめました。

猫に与えてはいけない「食べ物」一覧

No. 危険な食べ物(クリックすると下に飛びます) 危険度(が多いほど危険)
1 ネギ類 ★★★
2 チョコレート・ココア ★★★
3 魚や鶏の骨 ★★★
4 アワビ ★★
5 牛乳・乳製品 ☆☆
6 お菓子・甘いもの ☆☆
7 ドックフード ★★
8 古いドライフード ☆☆
9 イカ・タコ ★★
10 生卵の白身 ★★
10 生豚肉 ★★
10 青魚 ★★
10 レバー ☆☆
管理人
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人間が食べる料理は味が濃すぎるため、ペットには与えないのが基本です!

また、味付けされていない食材でも、猫ちゃんが食べると中毒症状を起こすような危険な食べ物はたくさんあります。

以下のものには特に注意しましょう。

危険!絶対に食べさせてはいけない食べ物

ネギ類

ネギ中毒になる

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ネギは、猫ちゃんが食べてはいけない食べ物として有名ですよね。

ネギ科の植物は、たとえ少量であっても猫ちゃんが食べるとネギ中毒(溶血性貧血)を起こす可能性があります。

ネギ中毒を起こすと、数日のうちに嘔吐・下痢・褐色尿・ふらつきなどの症状が現れます。

重度の場合、死にいたることもあるので、特に注意が必要な食べ物です。

ネギ類はすべて危険

ネギだけではなく、玉ねぎや長ネギ、ニラ、にんにくなどの「ネギ科の植物全般」に中毒成分が含まれています。

この中毒成分は加熱したからといってなくなるわけではないので、ネギを使った料理にも注意が必要です。

特に人間の食べ物に興味を持っている猫ちゃんや、身体の小さい子猫には、絶対に食べさせないようにしてくださいね。

症状が出る摂取量は?

管理人
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猫ちゃんの体重1kgあたり5g程度の摂取量でネギ中毒の症状が出ると言われています。

例えば5kgの猫ちゃんであれば25gです。

猫ちゃんはネギ類の匂いが好きではないので、玉ねぎを25g丸かじりしてしまうことはないでしょう。

しかし、料理に使われている場合であれば食べてしまう可能性もあります。

猫がネギを食べてしまったときの対処法

もしも猫ちゃんがネギを食べてしまったときは、症状の有無に関わらず病院へ行くようにしてください。

たとえ食べたのが少量でもです。

食べてすぐだったら胃の中のものを吐かせることもできますが、時間が経ってしまうと中毒症状が進んで治療が難しくなることもあります。

症状が重度の場合は死んでしまうこともあるので、特に気をつけてください。

参考:アイペット損害保険株式会社「ペットと私の暮らしメモ|猫に玉ねぎはNG!恐ろしい中毒症状と対処法」

チョコレート・ココア

チョコレートは中毒を起こす

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「チョコレート・ココア」なども中毒を起こすため、猫ちゃんに与えてはいけません。

カカオマスに含まれるテオブロミンという物質が、心臓や中枢神経を刺激し、下痢・嘔吐・痙攣などの症状を引き起こします。

ネギ類と同様に、重度の場合死に至ることがある危険な食べ物です。

近年、増えてきているカカオの含有が多いチョコレートなどは少量でも危険なので、猫ちゃんの手の届かないところに保管しましょう。

症状の出る摂取量

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チョコレートはカカオの含有量によって症状の出る摂取量が違います。

  • ダークチョコレート→体重1kgあたり15g
  • ミルクチョコレート→体重1kgあたり10g
  • ホワイトチョコレート→体重1kgあたり500g

なので、5kgの猫ちゃんがミルクチョコレートの板チョコを1枚食べてしまったら中毒になってしまうと言うことです。

しかし、カカオの含有量が多いものであれば、もっと少ない量でも危険です。

猫がチョコレートを食べてしまったときの対処法

チョコレートの場合、中毒症状は食べてから6~12時間以内に出ると言われています。

もしも猫ちゃんがチョコレートを食べてしまったときには、食べてしまった量やカカオの含有量を確認し、動物病院に確認をとるのがおすすめです。

大量に食べた場合は、病院で吐かせたり胃の中を洗浄したりする必要がありますよ。

特に、バレンタインやクリスマスなどの時期に誤食で病院にくる猫ちゃんが多いそうです。

猫ちゃんが間違って食べてしまわないように気をつけましょう。

参考:J-STAGE「ペット栄養学会誌|禁忌食(その2)ーチョコレートとイヌ・ネコの健康」

魚や鶏の骨

魚や鶏の骨などは、喉や消化器官に詰まってしまったり、刺さってしまったりする可能性があるので、注意しましょう。

特に加熱した鶏の骨は砕けやすく、先端が鋭くなるので危険です。

必ず骨を取り除いて与えましょうね。

注意が必要な食べ物

アワビ

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東北の言い伝えで「猫に春先のアワビを食べさせると耳が落ちる」という話があります。

これは、アワビの肝に含まれるビロフェオホルバイドαという成分が関係しています。

ビロフェオホルバイドαに日光が当たると、活性化した酵素が細胞を破壊してしまうと考えられています。

猫がアワビの肝を食べるとこれが血液に乗って全身に渡ります。

直接身体への害はないものの、毛や色素の薄い耳の内側が炎症を起こし、最悪耳が壊死してしまうのです。

参照:愛媛の和丸水産「アワビの雑学|猫はアワビを食べないほうが良い」

牛乳・乳製品

猫に牛乳を与えるのは、ドラマや漫画ではよくある表現ですが、実はよくありません。

牛乳に含まれる乳糖を分解するラクターゼという酵素が少ないため、下痢や軟便になることがあります。

猫にミルクを与える際には猫用のものを選びましょう。

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お菓子・甘い物

人間が食べる料理は、基本的に猫にとっては塩分が多すぎるので与えてはいけません。

人間用のお菓子にも甘さを引き立てるため塩分が含まれています。

また、甘いものは人間同様、糖分や脂肪分の過剰摂取による肥満に繋がってしまいます。

ドックフード

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実は、ドックフードも猫ちゃんにとっては要注意なんです。

犬と猫では、必要な栄養素が異なっており、猫にとって重要なアミノ酸であるタウリンや、多くのタンパク質が、ドックフードでは摂取することができないのです。

猫ちゃんにはきちんとキャットフードを与えるようにしましょう。

犬と猫の多頭飼いの家庭は、盗み食いなどに注意が必要ですよ。

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古いドライフード

キャットフードでも、古いドライフードは酸化している危険があるので与えないほうが妥当です。

古いドライフードは、ビタミンB1が壊れることがあり、食べ続けるとビタミンB1欠乏症になる恐れがありますよ。

キャットフードの正しい保存方法を解説!食いつきが悪いのは酸化のせい?

加熱が必要な食べ物

イカ・タコ

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イカやタコをはじめとする「生の魚介類」は、急性ビタミンB1欠乏症の危険があります。

イカ・タコなどに含まれるチアミナーゼという酵素がビタミンAを分解し発症します。

ビタミンB1欠乏症は、食欲低下や嘔吐から始まり、痙攣や昏睡状態を招く恐ろしい病気ですよ。

チアミナーゼは、加熱することによって効力がなくなるので、イカやタコは必ず加熱しましょう。

参考:ロイヤルカナン公式「犬と猫の栄養成分辞典|ビタミンB1(チアミン)」

生卵の白身

生卵の白身には、ビオチンを分解するアビジンというビタミンの一種が含まれています。

これを大量に摂取することで皮膚炎や結膜炎を引き起こすことがありますよ。

とはいえ、卵は良質なたんぱく源になるので、加熱して与えることをおすすめします。

豚肉

豚肉は人畜共通感染症であるトキソプラズマ症の危険性があります。

大人の猫ちゃんはほとんどかかることはありませんが、子猫がトキソプラズマ症にかかると重症化し呼吸困難や視力障害などを引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。

猫から人間への感染が起こるので、免疫機能が弱っている人妊婦さんなどは重症になる恐れがあり油断できない病気です。

豚肉は必ず加熱してから与えるようにしましょう。

偏食に注意が必要な食べ物

青魚

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アジやイワシ、サバなどの青魚は、オメガ3脂肪酸のDHAやEPAが含まれ健康に欠かせない食材ですが、食べ過ぎには注意が必要です。

猫が青魚を過食すると、不飽和脂肪酸という成分によって脂肪が酸化し、「黄色脂肪症(イエローファット)」という病気を発症します。

腹部や胸部、腹腔内などの皮下脂肪が酸化し、炎症を起こしてしまうのです。

参照:J-STAGE「ペット栄養学会誌|脂肪に関する話題」

レバー

レバーは、ビタミンAとB群が豊富で猫にとっても良質な食材で、貧血予防や免疫力の促進などの効果があります。

しかし、与えすぎるとビタミンA過剰症を引き起こします。

ビタミンA過剰症は、嘔吐や下痢、重症になると骨が変形し、うまく歩けなくなることもある恐ろしい病気です。

猫に有毒な「植物」

No. 危険な植物(クリックすると下に飛びます) 危険度(が多いほど危険)
1 ユリ科の植物(ユリ・チューリップなど) ★★★
2 ヒガンバナ科の植物(スズラン・スイセンなど) ★★★
3 観葉植物(ポトス・ドラセナ・ポインセチアなど) ★★

ユリ科の植物

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猫にとって有害な植物は700種類以上あると言われています。

その中でも特に注意が必要なのがユリ科の植物です。

ユリ中毒は非常に危険で、少量でも口にすれば腎臓が損傷を受け、機能しなくなり、最悪の場合死に至ります。

ちなみに、あのチューリップもユリ科の植物です。

チューリップを花瓶に活けて飾っていたら、次の日に中毒で愛猫が亡くなってしまったという悲しい事故も。。。

【海外発!Breaking News】チューリップと一緒に写真に収まった猫、翌日に亡くなり悲劇の1枚に(英)

部屋に花を飾る際には、猫にとって安全かどうかをしっかりチェックしましょう。

ヒガンバナ科の植物

スズランやスイセンなどのヒガンバナ科の植物には有毒成分リコリンが含まれています。

嘔吐や下痢、腹痛、心不全などの症状を引き起こします。

摂取量が多いと死に至ることもありますよ。

特にスズランは花と根に強い毒性があり、スズランを活けた水を飲んでしまっても中毒に陥るので絶対に猫の手の届く範囲には置かないようにしましょう。

危険な観葉植物

猫が中毒症状を引き起こす危険な観葉植物は以下のものです。

  • ポトス
  • ドラセナ(幸福の木)
  • ポインセチア
  • アロエ
  • カランコエ
  • アグラオネマ

観葉植物は人間にとっては癒やしの存在ですが、猫ちゃんにとっては興味の対象なのです。

揺れる葉っぱが気になって遊んだり、胃の中の毛玉を吐くためにかじったりしてしまいます。

観葉植物を部屋の置くのであれば、猫ちゃんにとって有害な植物かどうかを知る必要がありますよ。

猫に有毒な「薬品・化学物質」

No. 危険な薬品・化学物質(クリックすると下に飛びます) 危険度(が多いほど危険)
1 タバコ ★★★
2 人間用の薬 ★★★
3 エッセンシャルオイル(精油) ★★★

タバコ

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「たばこ」に含まれるニコチンや禁煙用のニコチンガムの誤飲によって中毒を起こします。

たばこのニコチン中毒によって、愛猫は嘔吐や下痢のほか、重篤化すると呼吸困難や昏睡状態になってしまいますよ。

猫ちゃんを飼い始めた人が、猫のためにタバコをやめたというエピソードはよく耳にしますよね。

人間用の薬

人間用の解熱・鎮痛剤に含まれるアセトアミノフェンやイブプロフェンは、ごく少量でも猫ちゃんが摂取すると中毒を起こします。

大量摂取により死に至るケースもあるので、猫ちゃんに舐めさせないようにしましょう

エッセンシャルオイル(精油)

アロマオイルに含まれる植物成分は、猫ちゃんにとって有害です。

オイルが皮膚に直接触れたり、舐めてし舞うのはもちろん、アロマディフューザーなどで空気中に揮発した成分を吸い込んでしまうのも危険です。

参考:Tea-Treeの森「猫に対するエッセンシャルオイル(精油・アロマオイル)の危険性」

肉食動物が苦手なもの

草食動物と肉食動物の腸

羊や牛など草食動物は、胃や腸の中に植物を分解する微生物を多く持ち、時間をかけて消化するので長い腸が必要なのです。

一方、肉は消化が早く、短い腸でも栄養をうまく吸収しエネルギーに変えられます。

したがって、短い腸を持つ猫やトラは食物繊維を効率よく消化吸収しエネルギーに変えるには不都合な構造をしているのです。

ただ、猫草がよく売られているように、スムーズな消化と排泄を促すために少量の草を食すこともありますよ。

猫の食物アレルギー

タンパク質

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アレルギーは肉・魚などの特定の動物性タンパク質が原因で起こります。

牛肉、魚、鶏肉、豚肉、ラム肉、牛乳、生卵といったタンパク質が豊富な食材は要注意です。

しかし、猫は高タンパク質な食事が必要な動物であり、真っ向からアレルゲン食材を避けることは難しいです。

穀物類

小麦、大豆、トウモロコシは、アレルギーのリスクが高い穀物類です。

穀物アレルギーのある猫ちゃんには、穀物不使用のグレインフリーキャットフードがおすすめです。

グレインフリー(穀物不使用)のキャットフードのおすすめランキング【7選】

アレルギーの原因の特定は難しい

猫の食物アレルギーは原因の特定が難しいとされています。

キャットフードに含まれる物質によって愛猫がアレルギー反応を起こすかは症状が出るまでわかりません。

猫が食物アレルギーを発症するのは生後半年以降だといわれています。

また、避妊去勢手術をする際のホルモンバランスの関係も関係しているという説もあります。

アレルゲンを完全に不使用のキャットフードを探すのは難しいですが、なるべく低アレルゲンの肉類を使用したキャットフードを選ぶことで予防・対処できますよ。

ラム肉・鹿肉・ラビット肉のキャットフードのおすすめランキング【7選】

誤食を防ぐために気をつけたいこと

食べ物は猫の手の届かないところにしまう

管理人
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食べ物は、猫ちゃんの手の届かない場所に保存するようにしましょう。

料理や食事が終わったら、すぐに片付けて、猫ちゃんが誤って口にするのを防いでください。

実際、我が家では、猫にいたずらされないように、パンなど常温保存の食べ物はすべて電子レンジにいれていました。

しかし、猫ちゃんは意外と手先が器用で、人間のマネをして戸棚や冷蔵庫を開けてしまう子もいます。

赤ちゃん用のロックなどで対策するのもおすすめです。

ゴミを漁られないように工夫する

ゴミ箱は猫ちゃんが開けることの出来ないフタ付きのものを選びましょう。

特に生ゴミや、肉類のトレーなどは、料理が終わったらしっかり密閉して、すぐにゴミ箱へ捨てるようにしましょう。

しかし猫ちゃんは賢く、諦めない動物でもあります。

それでもいたずらが収まらないようであれば、ゴミは猫ちゃんが行けないベランダや玄関に出しておくという手もありますね。

お腹が空いたらゴミ箱を漁るという習慣をつけさせないことが大事です。

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人間の食べ物を与えない

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そもそも人間の食べ物を与えないことが一番の対策になります。

一度でも人間の食べ物の味を覚えてしまうと、癖になり「ちょうだいちょうだい」と欲しがるようになります。

可愛いのでついあげてしまいがちですが、猫ちゃんの健康のことを考えるのであれば、「駄目なものは駄目!」としっかり猫ちゃんをしつけましょう。

猫の食事を先に与える

人間の食事の前に、猫ちゃんにご飯をあげると、空腹が満たされて人間の食べ物に興味を示さなくなります。

また、食事をするときには猫を別の部屋に隔離したり、隔離が難しい場合はテーブルやキッチンに乗らせないようにしつけるのも重要です。

特に子猫は好奇心旺盛なので、食事中はケージの中に入れておく方が人間にも猫にも安全です。

長時間留守にするときは特に注意すること

家を長時間あけるときには、いつも以上に注意しましょう。

空腹にならないようにフードを置いていくか、時間になるとご飯が出てくる自動給餌器などを設置すると良いですね。

お腹が空いた猫ちゃんは何でも食べてしまうので、留守にするときには食べられて困るものはすべて猫ちゃんの手の届かないところに片付けることです。

留守番中に誤食してしまって体調を崩してしまうと、すぐに病院に連れて行くことも出来ないので、しっかり対策しておくようにしましょう。

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まとめ

管理人
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猫に食べさせてはいけない危険なものについてまとめました。

  • ネギ・チョコレートは中毒を起こすので特に危険!
  • アワビは皮膚疾患を引き起こすので注意!
  • イカ・タコ・卵白・豚肉は加熱すること
  • 青魚・レバーは変色に注意
  • 猫にとって危ない植物は800種類もある
  • タバコやアロマオイルも危険

中でも人間の食べるものは猫ちゃんにとって有害なものが多いので、安易な気持ちで猫ちゃんに食べさせてはいけません。

また観葉植物やアロマオイルといった、人間の生活の癒やしも、猫ちゃんにとっては命を脅かす存在でした。

猫ちゃんと暮らす上で、これらのことを意識していくように心がけましょう。

もし、誤って食べてしまったときは早急に動物病院に連れて行くようにしてくださいね。

-ネコの飼い方