こんにちは!
太っている猫ちゃんは丸いフォルムがとても愛らしくてたまりませんよね。
しかし、猫の肥満は様々な病気の元になるので、正しくダイエットさせる必要があります。
一概にダイエットと言っても、猫ちゃんのダイエットは人間のとは違って、うまくいかないと悩んでいる飼い主さんも多いはず。
この記事では、猫のダイエットにおすすめのキャットフードや、正しいダイエットの方法についてまとめました♪
是非参考にしてみてくださいね(^^)
猫の肥満
猫の肥満は病気の原因になる
猫ちゃんの肥満には様々な病気のリスクがあります。
糖尿病
肥満の猫ちゃんがかかりやすい病気の一つが糖尿病です。
血中の糖をエネルギー代謝する働きを持つインスリンが不足し、血糖値が高くなる病気です。
糖尿病の治療法は血糖値を下げる薬や、インスリン注射になりますが、並行してダイエットが必要になります!
また、人間と同じように高齢になってから発症する猫が多い病気です。
皮膚病
太りすぎて上手にグルーミングできなくなることで、顎ニキビやフケ、脱毛症などの皮膚病を発症することもあります。
お腹の脂肪が邪魔をしてお尻を舐めることができず、排泄物をきれいにするのも難しくなることもあります(^_^;)
下部尿路疾患
肥満になると動かなくなるので、トイレの回数が減ります。
尿をため込むことで、尿結石や膀胱炎といった下部尿路疾患になる可能性があります。
肥満猫ちゃんの場合、トイレの回数が少なく発見が遅れるケースがあるので、注意して観察しましょう!
関節炎
体重を支える腕や足の関節に負担がかかってしまい、関節炎になることもあります。
特に、軟骨が少なくなってくる老猫ちゃんは、関節の病気になりやすいので注意しましょう。
BCS(ボディコンディションスコア)で肥満度チェック
猫ちゃんの肥満度をチェックする時に、BCS(ボディコンディションスコア)という指標を使います。
猫ちゃんの体格は、大型のメインクーンや、小型のシンガプーラなど様々で、一概に体重だけで太っていると判断することはできません。
そこで、このボディコンディションスコアを参考にします。
立った状態の猫ちゃんのウエストのくびれや、肋骨の触った感じなどによって、猫ちゃんの肥満度をチェックすることができます。
BCS4以上は肥満となるので、ダイエットが必要になりますよ!
ちなみに我が家の猫たちをチェックしたところ、半分がBCS4以上でした・・・(-_-;)
猫のダイエット方法
食事管理
きちんと計量して与える
キャットフードを与えるときは、必ず1日に与えるべき給与量を測ってからあげるようにしましょう。
いくらダイエットに適したフードを与えていても、計量せずに適当にあげてしまうと意味がありません。
「ダイエットフードでカロリー低いし、少しくらい多めにあげてもいいかも」なんて思っていると、逆に太ってしまうことも(-_-;)
セリアでいいもの見つけてしまった!一杯でフード20gが測れる、犬猫ドライフード用スコップ!毎回計りで測っていたからこれは楽チン。試しに測ってみると写真の量じゃ17gくらいだったので大盛りでぴったり20g測れそう◎キャットフードの計量してない人はペットの健康の為にも100均でお試ししてみて! pic.twitter.com/DzYbTGKbc8
— もうふ様とごましお坊の下僕👼 (@moufu_nichijou) July 2, 2020
時間がかかっても毎日フードをはかってあげることが大事です。
ゆっくり食べさせる
太りやすい猫ちゃんは食いしん坊であることが多いので、出されたフードを一気に食べてしまう子が多いです。
しかし、一気食いをすると余計に太ってしまったり、吐き戻しの原因にもなるので、ゆっくり食べさせることが大事です。
例えば、ネットなどで売られている早食い防止の複雑な形のお皿を使ってみたり、大きな平らなお皿にドライフードを散らして一粒づつ食べさせるようにするのも効果的ですよ。
食事回数を増やす
また、一気にどか食いするのを防ぐために、食事回数を1日3回以上に分けてあげると良いでしょう。
空腹時間を短くすることによって、食べ物を消化するときのエネルギーが多く使われますよ。
【注意】極端にフードを減らすのは危険!
ダイエットさせようとして、急激にフードを減らすことは絶対にやってはいけません!
通常、空腹状態が続くと身体の脂肪が肝臓に集まってエネルギーになります。
しかし、急激なダイエットにより、その脂肪が肝臓を覆い尽くしてしまい、「肝リピドーシス(脂肪肝)」という病気を発症してしまいます。
肝リピドーシスは、食欲不振や嘔吐・下痢、黄疸が出るなどの症状を引き起こす、命にかかわる重大な病気です。
極端な話、太った猫が3日間食べなかったら脂肪肝になると言われているほどなので、急激なダイエットはとても危険です。
猫のダイエットは週に1~2%程度減らすくらいのペースが良いですよ。
適度な運動
上下運動ができる場所を作る
「摂取カロリーを減らす」か「消費カロリー」を増やすかどちらかで、ダイエットは行います。
運動量の減る室内猫ちゃんには、運動する環境を作って消費カロリーを増やしてあげると良いですよ♪
基本的に猫ちゃんは高いところが好きなので、外がよく見える窓辺にキャットタワーを設置したり、高いタンスに登れるように段差を作ってあげるなどして、上下運動をさせてあげましょう。
自然と登ったり降りたりすることで、消費カロリーがあがります。
おもちゃを使ってカロリー消費
おもちゃを使って思いっきり遊んであげるのもダイエットには効果的です。
消費カロリーが増えるだけではなく、筋肉もつくので基礎代謝が上がります!
ただ、遊ばせすぎても、身体に負担がかかるので、まずは1日数回に分けて、数分程度から初めてみると良いですよ。
自動で回る猫じゃらしや、中にフードを入れて転がすと少しずつフードが出てくる、食べながら遊べるタイプのものなど、猫ちゃんの興味を引くものを選ぶと運動量が増えやすいですね!
猫ちゃんのストレス発散にも繋がりますよ(^^)
食事直後の運動はNG
猫ちゃんはお腹が空いているときの方が狩猟本能が冴え、運動が活発になり脂肪を多く燃焼できます。
ご飯を食べた直後だと、遊びたいという気持ちも落ち着いてしまい、脂肪消費が減ってしまいます。
また、食べたものを吐いてしまうこともあるので注意しましょう。
猫のダイエットフードの選び方
高タンパク・低炭水化物を選ぶ
穀物は避ける
猫ちゃんのダイエットには「高タンパク」「低炭水化物」なフードを選びましょう♪
というのも、市販のキャットフードに含まれている小麦やトウモロコシなどの穀物は、代謝されずに猫の体内に脂肪となって蓄積します。
しかも猫ちゃんは元々肉食動物なので、穀物を消化する消化器官を持っていないので、消化不良やアレルギーの原因になることもあります。
動物性タンパク質源である肉や魚を第一主原料にしていて、穀物不使用で低炭水化物なフードがおすすめです。
⇒ グレインフリー(穀物不使用)のキャットフードのおすすめランキング【7選】
炭水化物量の計算方法
ちなみに、キャットフードの成分表には炭水化物量という記載がありません。
炭水化物の割合は、以下のような計算方法で求めることができます。
100%-(たんぱく質-脂質-繊維-灰分-水分)=炭水化物(%)
これで計算してみると、多くの市販のフードは炭水化物の割合がたんぱく質よりも多いことがわかります。
猫ちゃんのダイエットには、炭水化物はたんぱく質よりも少ない30%以下のフードがおすすめです。
脂質は多すぎず少なすぎずが◯
ダイエットをする時に「脂質が少ないほうが良い」と思っている人は多いかと思いますが、多すぎても少なすぎてもよくありません。
脂質は消化・吸収しやすく、エネルギーに変わりやすい栄養素です。
脂質が少なすぎるとカロリーは抑えられますが、すぐにお腹が空いてしまうというデメリットがあります。
逆に、脂質が高すぎるフードは満腹感を得ることができるけどカロリーが高いので、食べすぎると太りやすいです。
つまり、多すぎず少なすぎず、タンパク質と脂質の割合が3:2くらいが理想です。
ダイエット用で太ることも
スーパーなどでもダイエット用と書いてあるキャットフードはありますが、逆に太ってしまう可能性もあります。
脂質を減らしているので、カロリー自体は低いですが、お腹が空きやすいのでたくさん食べてしまいがちです。
また、脂質の代わりに穀物を使用しているので動物性タンパク質が少なく、猫ちゃんに必要な栄養が足りていないこと考えられます。
ネットでは、「ダイエット用フードにしてから毛並みが悪くなった」という口コミも見かけました。
タンパク質は最低でも30%を超えているものを選びましょう!
猫のダイエットフードのおすすめランキング
5.ピュリナワン|グレインフリー|白身魚
価格(税込) | 1,982円/1.6kg |
主原料 | 白身魚 |
タンパク質 | 35% |
脂質 | 14% |
炭水化物 | 28% |
カロリー | 365kcal/100g |
原産国 | アメリカ |
最強コスパのグレインフリーフード
ピュリナワンは、日本の猫ちゃんに合わせて作られた高品質で高コスパのフードです。
ダイエット用にメタボリックエネルギーコントロールが一番人気ですが、グレインフリーのラインナップが更におすすめです♪
高タンパク高脂質、そして低炭水化物はまさにダイエット向きです。
しかも、このコスパでグレインフリーが買えるなんて、飼い主さんのお財布の中身にも嬉しいですよね!
低アレルゲンの白身魚でカロリーも控えめ
白身魚はアレルギーが起こりにくい原料で、高タンパク低カロリーなので、肥満防止にも効果がありますよ!
炭水化物源は低GIな豆類のみなので、血糖値の上昇も抑えてくれます。
白身魚は消化吸収に優れているので、消化器官の弱ってきた老猫にも安心して与えることができますよ(^^)
4.ナチュラルチョイス|穀物フリー|アダルトチキン
価格(税込) | 4,793円/2kg |
主原料 | チキン生肉 |
タンパク質 | 33% |
脂質 | 16% |
炭水化物 | 26.5% |
カロリー | 380kcal/100g |
原産国 | アメリカ |
ビタミンD豊富なダック生肉でアレルギーにも配慮!
ナチュラルチョイス|穀物フリー|アダルトダックは、高タンパク高脂質でありながら低カロリーなプレミアムフードです!
猫ちゃんの嗜好性の高いチキン生肉を豊富に使っているグレインフリーフードです。
ヘルシーな設計なので、肥満猫ちゃんのダイエットに最適です!
猫ちゃんに嬉しい効果がたくさん
プロバイオティクスが腸内の善玉菌を増やすことで、腸内環境を整え、ユッカ抽出物は便臭を軽減してくれる嬉しい効果があります。
また、リノール酸を豊富に含む鶏脂などで、皮膚や被毛を美しく保つことができます。
毎日の食事で、健康的な猫ちゃんの生活をサポートしてくれますよ♪
3.アカナ|パシフィカキャット
価格(税込) | 6,380円/1.8kg |
主原料 | 魚75%(ニシン、イワシ、アブラカレイ、タラ、シルバーヘイク、メバルなど) |
タンパク質 | 37% |
脂質 | 20% |
炭水化物 | 22.5% |
カロリー | 408kcal/100g |
原産国 | カナダ |
数種類の魚を使った栄養豊富なフード
アカナ|パシフィカキャットは、太平洋で捕れた新鮮なニシンやイワシなどの生魚をまるごと贅沢に使用したプレミアムフードです。
アレルギーのリスクが少ない魚類は、DHAやEPAが豊富で猫ちゃんの健康的な体づくりに適していますよ!
低GI原料で肥満防止に効果的
炭水化物源に低GIのグリーンピースやひよこ豆を使っているので、血糖値の上昇を抑える効果があります。
高タンパク高脂質でカロリーも高めですが、しっかりと炭水化物は抑えられているので、給与量を守って上げていれば肥満の防止になりますよ(^^)
2.ジャガー
価格(税込) | 4,708円/1.5kg |
主原料 | 骨抜きチキン生肉・鴨生肉 |
タンパク質 | 40% |
脂質 | 20% |
炭水化物 | 21% |
カロリー | 383.5kcal/100g |
原産国 | イギリス |
動物性タンパク質原料を80%使用の高タンパクフード
ジャガーは、肉食動物の猫のために動物性タンパク質原料を80%以上も使用して作られた高タンパクプレミアムフードです。
高脂質の美味しいフードで、猫ちゃんの食付きが抜群によく、満腹感も得られます。
すべてヒューマングレードな素材を使っているので、飼い主さんも安心ですよ♪
天然ハーブでいつでも新鮮に
ジャガーにはローズマリーやマリーゴールドなどの天然ハーブが使われており、フードの酸化を防いでくれるので、いつでも新鮮な味と風味を保つことができます。
また、健康効果の高い朝鮮人参やマルベリーなどを配合し、愛ちゃんの栄養バランスと安全性に優れていますよ(^^)
サツマイモが腹持ちを良くしてくれるので、ダイエットにもGOOD◎
1.カナガンチキン
価格(税込) | 4,708円/1.5kg |
主原料 | 乾燥チキン(35.5%)、チキン生肉(25%) |
タンパク質 | 34% |
脂質 | 16.7% |
炭水化物 | 27.35% |
カロリー | 405kcal/100g |
原産国 | イギリス |
高タンパク高脂質で猫の満腹感をサポート
カナガンは、ペット愛護先進国イギリスが生産国の、プレミアムグレインフリーフードです。
その原材料はすべて人間でも食べることのできるヒューマングレードと記載があり、安心と安全性の高さも評価できます。
高タンパク・高脂質で、猫ちゃんが満腹感を早めに得られるのでダイエットに適していますよ♪
サツマイモで腹持ちを良く
カナガンに使われている炭水化物源のサツマイモは腹持ちが良く、ダイエット中の猫ちゃんに長時間空腹感を与えない効果があります。
また、食物繊維が豊富なので、猫ちゃんの腸内環境も整えてくれますよ!
猫のダイエットフードおすすめ一覧
おすすめ順 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
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商品画像 | |||||
商品名 | カナガンチキン | ジャガー | アカナ|パシフィカキャット | ナチュラルチョイス|穀物フリー|アダルトチキン | ピュリナワン|グレインフリー|白身魚 |
価格 | 4,708円/1.5kg | 4,708円/1.5kg | 8,580円/1.8kg | 4,793円/2kg | 1,982円/1.6kg |
主原料 | 乾燥チキン(35.5%)、チキン生肉(25%) | 骨抜きチキン生肉・鴨生肉 | 魚75%(ニシン、イワシ、アブラカレイ、タラ、シルバーヘイク、メバルなど) | ダック生肉 | 白身魚 |
タンパク質/脂質 | 34%/16.7% | 40%/20% | 37%/20% | 33%/16% | 35%/14% |
カロリー(100gあたり) | 405kcal | 383.5kcal | 408kcal | 380kcal | 365kcal |
原産国 | イギリス | イギリス | カナダ | アメリカ | アメリカ |
商品リンク | カナガンチキン | ジャガー | アカナ | ナチュラルチョイス | ピュリナワン |
まとめ
猫ちゃんのダイエットにおすすめのキャットフードを紹介しました!
- 高タンパク・低炭水化物を選ぶ
- 脂質は少なすぎず多すぎず
- 食事の回数は一日3回以上に分ける
- 適度な運動で脂肪燃焼
猫ちゃん自身にダイエットをしなければという意思がない分、猫ちゃんのダイエットはとても難しいです。
飼い主である私達が、猫ちゃんの食事や運動をしっかりコントロールしてあげなければいけません。
無理のない範囲で、ゆっくり時間をかけてダイエットを続けるのが大事ですよ♪
ダイエット向けのフードを探している人は、是非、参考にしてみてくださいね(^^)