こんにちは!
猫ちゃんも人間と同じように、下痢や嘔吐を繰り返したり、皮膚を痒がったりと、アレルギー症状を起こすことがあります。
今回は猫ちゃんの食物アレルギーの原因や症状についてまとめ、アレルギー対策におすすめのフードをランキングにしました。
アレルギーに悩む猫ちゃんにも、「もしかしてこの症状アレルギーかも」と思っている飼い主さんも、是非参考にしてくださいね!
クリックできる目次
猫の「食物アレルギー」の原因
食物アレルギーとは?
猫の「食物アレルギー」とは、猫が食べているフードに含まれる「特定の成分」に対して、身体の免疫系が過剰に働くことです。
食べ物の中にアレルゲン(アレルギーを引き起こす成分)が含まれていると、アレルギーを発症し、様々な症状を引き起こすのです。
また、アレルゲンは猫ちゃんの個体により異なります。
主な原因物質
1.タンパク質
猫の食物アレルギーの中で最も多いアレルゲンは、フードに含まれている「タンパク質」です。
代表的なものをあげると、牛肉・豚肉・鶏肉・卵・牛乳などで、これらにアレルギーがある猫ちゃんがたくさんいます。
猫なのに魚とチキンにアレルギー反応があって
他にもオリーブだのハウスダストだの、私よりたくさんアレルギーがあるみたいです。元ノラは丈夫、ってまぼろしだわねーーーー pic.twitter.com/XVdszHe8IK— 海📖🦧📚 (@mocomocoXYZ12) August 6, 2020
この食材に共通する特徴としては、タンパク質が豊富であるということです。
特に肉類は、動物性タンパク源として、たくさんキャットフードに使われていますが、猫ちゃんによっては体内で吸収できないこともあるのです(-_-;)
2.穀物
「小麦・トウモロコシ・大豆」などの穀物もアレルギーを発症するリスクが高い食材です。
本来肉食動物である猫ちゃんにとって、穀物はたくさん摂取する必要ありません。
肉食動物の猫ちゃんの腸は、他の雑食動物よりも短く、ゆっくり時間をかけて消化される穀物は、消化が難しい食物です。
穀物をたくさん食べると消化不良をおこしてしまい、アレルギーを発症してしまうのです。
3.添加物
キャットフードに含まれる添加物がアレルギーの原因になることもあります。
フードを長持ちさせるための人工保存料や、着色料・香料の中には、人間の食品に使用してはいけないものもあります。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
猫の食物アレルギーの症状
猫ちゃんの食物アレルギーの症状としては、大きく分けて2種類があります。
- アレルギー性胃腸炎
- アレルギー性皮膚炎
下痢や嘔吐を繰り返してしまう「アレルギー性胃腸炎」と、皮膚のかゆみやかぶれを起こす「アレルギー性皮膚炎」の2種類です。
アレルギー性胃腸炎
アレルギー性胃腸炎の症状は下痢・嘔吐・お腹の張り・発熱などです。
下痢や嘔吐を繰り返している場合、フードにアレルギーが出ている可能性があります。
ただ、下痢や嘔吐の場合は他の病気の可能性もあるので、長くつづくようなら病院で検査してもらうようにしましょう。
アレルギー性皮膚炎
特に注意が必要なのがアレルギー性皮膚炎です。
ゆきまるの皮膚炎。
なかなか原因がわからない。先週、病院を変えて、要因を潰して行くことになったけど、、、
猫のアレルギーの血液検査はまだあまりされてないらしい。海外にはあるみたいだけど。。。 pic.twitter.com/Qsc4Oc5waR— ⛅ありり⛅ (@ariri1970) April 24, 2018
痒みが原因で引っ掻いてしまい、脱毛したり、ただれることがあります。
ひどい場合には、膿皮症や外耳炎を併発する場合もあるので、早めの対処が必要です。
食物アレルギーの治療法
アレルゲンの含まれていないフードに変更する
食物アレルギーの治療は、アレルゲンの可能性のある食材を摂取しないことです。
鶏肉がメインのフードを食べていてアレルギーが出たとしたら、アレルゲンが鶏肉である可能性が高いです。
メイン原料をチキンではなく魚やターキーなど他の種類のフードに変えてみましょう!
穀物が使用されているフードから、グレインフリーのフードに変更するのも良いですよ。
アレルゲンの特定には根気がいる
しかし、このアレルゲンの特定方法は、すぐに原因がわかるものではありません。
変えたフードの中に違うアレルゲンが潜んでいる可能性もあり、様々なフードで試していく必要があります。
しかし、アレルゲンが特定できれば、フード選びはかなり楽になりますよ(^^)
参考:「ワンちゃんとネコちゃんの病気と食事|犬と猫のアレルギーとは?」ロイヤルカナン公式
動物病院で検査する
血液検査でアレルゲンを特定する
病院でアレルゲンを特定する方法もあります。
血液検査では、植物やカビ、食品などの36~100種類近くのアレルゲン物質に対して、陽性か陰性かを判断してくれます。
その結果を元に獣医さんと相談しながら、キャットフードの選び方を教えてもらいます。
検査費用は?
検査費用は、動物病院によりけりですが、最低でも2~3万円ほどかかります。
で、清志郎はアトピーでなく
アレルギーだったのですが、
何のアレルギーか分からないので単品食材で試した方がいいと。100項目ある猫アレルギー検査はアメリカに出すらしく、
検査代は3万。3万はいいけど時間かかりすぎて悪化しそう。
フードでいろいろ試してみるしかない。まずはチキンから。 pic.twitter.com/L1eH593tR8— キャサリン🐈⬛ (@ellycoccu) April 6, 2020
安くはないですが1度検査をしてしまえば、その後はアレルゲンを避けてフードを選べば良いので、猫ちゃんにとっても飼い主にとっても楽な方法かもしれませんね(^^)
参考:「猫のアレルギー」アイリスペットどっとコム|犬といっしょ・猫といっしょ
療法食を食べる
食物アレルギーだとわかったら、療法食やアレルゲンの含まれていないフードに変更する必要があります。
これは基本的に、ずっと食べ続けなければなりません。
アレルギー対策に適しているキャットフードの選び方4つ
1.低アレルゲンのフードを選ぶ
食物アレルギーの猫ちゃんのために、低アレルゲンフードやアレルギー療法食などが多く販売されています。
それらのフードのタンパク源は、猫が食べたことがないような肉(ダックやラム肉)を使っていたり、肉よりもアレルギーのリスクが低いとされる白身魚を使っています。
アレルギー対策の療法食ではなくても、これらの低アレルゲンの主原料を使っているフードがおすすめです。
⇒ ラム肉・鹿肉・ラビット肉のキャットフードおすすめランキング【7選】
2.タンパク源は1種類に絞る
タンパク質の種類が少ないものを選びましょう!
魚や肉など、数種類のタンパク質がフードに含まれている場合、どの食材がアレルゲンなのか特定するのが難しくなります。
タンパク源は1種類のものがベストですよ♪
3.グレインフリーを選ぶ
アレルギーに配慮するのであれば、穀物不使用のグレインフリーフードを選びましょう♪
猫ちゃんは穀物の消化が苦手なので、下痢や嘔吐など、アレルギー反応がでやすいのです。
本来肉食動物の猫ちゃんには、動物性タンパク質たっぷりの肉や魚中心のフードが良いです!
⇒ グレインフリー(穀物不使用)のキャットフードのおすすめランキング【7選】
4.人工添加物不使用を選ぶ
香料・着色料などの人工添加物があ使われていない無添加のキャットフードを選ぶこともアレルギー対策になります。
有害な添加物を摂取することで肝機能に障害が出たり、内臓疾患を起こしたり、免疫機能が低下してしまいます。
免疫力が低下するとアレルギーは発症しやすくなってしまいます(T_T)
アレルギーに配慮しているキャットフードのおすすめランキング
5位 アーテミス|オソピュアグレインフリー|フィーライン|サーモン&ガルバンゾー豆
価格(税込) | 2,970円/900g 4,950円/1.8kg 10,120円/4.5kg |
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主原料 | フレッシュサーモン、ドライサーモン、えんどう豆 |
動物性タンパク源 | 1種類/サーモン |
炭水化物 | 1種類/豆類 |
穀物 | 不使用 |
カロリー(100gあたり) | 386kcal |
原産国 | アメリカ |
生サーモンを使った低アレルゲンキャットフード
「アーテミス|オソピュア|グレインフリー」は、主原料にフレッシュサーモンとドライサーモンを使ったグレインフリーフードです。
サーモン(白身魚)は低アレルゲン食材なので、肉類にアレルギーのある猫ちゃんにも安心です。
オメガ3脂肪酸の豊富なサーモンは、猫ちゃんの被毛を美しく保つ効果もありますよ♪
栄養たっぷりなガルバンゾー豆
ガルバンゾー豆はひよこ豆のことで、豊富なタンパク源としてでなく、ビタミン・カルシウム・カリウムなどの栄養素もたっぷり含まれています。
また、ガルバンゾー豆の食物繊維は、血中脂肪をコントロールし、有害な物質や糖質を排泄する効果があります。
腸内環境を整えてくれるので、アレルギーのリスクがさらに抑えられています。
4位 モグニャン
価格(税込) | ・2,354円/1.5kg(当サイトから注文で初回半額) ・4,708円/1.5kg(通常価格) |
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主原料 | 白身魚、サツマイモ |
動物性タンパク源 | 1種類/白身魚 |
炭水化物 | 3種類/サツマイモ、豆類、かぼちゃ |
穀物 | 不使用 |
カロリー(100gあたり) | 379kcal |
原産国 | イギリス |
日本の猫のために作られたプレミアムフード
モグニャンはペット愛護先進国のイギリスで、1年以上の歳月を要して開発された猫ちゃんのためだけのプレミアムキャットフードです。
低アレルゲンな白身魚を65%も使用しており、猫が消化を苦手とする穀物や、着色料・香料は不使用で、アレルギーのリスクが抑えられていますよ♪
またメインの白身魚はヒューマングレードの加工工場から仕入れた高品質な食材で、飼い主さんも安心できますよね。
自然の食物繊維で健康維持
モグニャンは、小麦やトウモロコシなどの、猫ちゃんがアレルギーを起こしやすい穀物の代わりに、サツマイモやかぼちゃで、炭水化物を補っています。
サツマイモなどには自然の食物繊維がたっぷり含まれているので、毎日のスッキリをサポートしてくれます。
猫ちゃんの健康的な身体を維持するための栄養がたっぷり詰まっているので、どんな猫ちゃんでも食べることが出来ますよ。
3位 クプレラ|ホリスティックグレインフリーキャットフード
価格(税込) | 3,366円/900g 5,852円/1.81kg 12,738円/4.54kg |
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主原料 | 魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)、サツマイモ |
動物性タンパク源 | 1種類/白身魚 |
炭水化物 | 1種類/サツマイモ |
穀物 | 不使用 |
カロリー(100gあたり) | 395kcal |
原産国 | オーストラリア |
低アレルゲンの白身魚がメインのグレインフリー
「クプレラ|ホリスティックグレインフリーキャットフード」は、肉や穀物にアレルギーのある猫ちゃんに配慮したキャットフードです。
アレルギーリスクの低いギンヒラスなどの白身魚を主原料することで、アレルギーに配慮していますよ♪
小麦やトウモロコシなどの穀物や、有害な人工添加物は一切使用していないので、安心して猫ちゃんに食べさせることができます。
プロバイオティクスで腸内環境を整える
オーガニックのプロバイオティクス(乳酸菌)や、10種類の必須アミノ酸を配合しており、胃腸をサポートしてくれます。
これらは便秘改善のサプリメントなどに多く含まれるものです。
便秘や下痢に悩んでいる猫ちゃんには、おすすめしたいフードです♪
2位 アニモンダ|インテグラプロテクト|アレルギーケア
価格(税込) | 1,320円/300g |
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主原料 | ドライポテト、ラビットミール |
動物性タンパク源 | 1種類/ラビット |
炭水化物 | 1種類/ドライポテト |
穀物 | 不使用 |
カロリー(100gあたり) | 399kcal |
原産国 | ドイツ |
動物性たんぱく質を1種類に限定した療法食
「アニモンダ|インテグラプロテクト」は、動物性タンパク源を低アレルゲンのラビット肉に限定することで、アレルギーのリスクを抑えた療法食です。
タンパク源を一つにしているので、アレルギー源が具体的に特定できないときにもオススメですよ。
消化の良いポテトを使い、グレインフリーなので、猫ちゃんのお腹にも優しいフードです。
ストルバイト結晶・シュウ酸カルシウム結石にも配慮
マグネシウムの含有量に配慮し、ストルバイト結晶やシュウ酸カルシウム結石をできにくくしてくれるのも嬉しいですね。
何度も繰り返すストルバイト結晶の再発を防ぐことができるので、悩んでいる飼い主さんには是非試してもらいたいです。
人工添加物や調味料は一切不使用で、人間でも食べられる上質な原材料の香りや風味を生かしています♪
1位 ナチュラルバランス|ウルトラプレミアム|グリーンピース&ダック
価格(税込) | 1,683円/500g 2,310円/1kg 5,005円/2.27kg |
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主原料 | グリーンピース、ダック肉 |
動物性タンパク源 | 1種類/ダック |
炭水化物 | 1種類/グリーンピース |
穀物 | 不使用 |
カロリー(100gあたり) | 338kcal |
原産国 | アメリカ |
ダック肉を使ったアレルギー対策療法食
「ナチュラルバランス|ウルトラプレミアム|グリーンピース&ダック」は、牛肉・鶏肉・ラム肉・穀物にアレルギーを起こしてしまう猫に配慮して作られたアレルギー対応成分療法食です。
アレルギーの原因になる、主原料のたんぱく質と炭水化物を1種類ずつに限定し、低アレルゲンのダック肉と、たんぱく質豊富なグリーンピースを使っています。
もちろん、穀物アレルギーが起こらないようにグレインフリーですよ♪
原材料の安全性のこだわり
ナチュラルバランスは、原材料に対してしっかりとした安全管理を行っており、有害な人工添加物、遺伝子組み換え原料、中国産原料などは一切使わないと公言しています!
また、原材料に農薬が残留していないことや、有害な酸化防止剤が使われていないことを公的機関で検査した結果をホームページ上で公開しています。
普通の猫ちゃんよりも食材に敏感なアレルギーの猫ちゃんだからこそ、安全性の高いフードを選びたいですよね(^^)
アレルギーに配慮しているキャットフード一覧表
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
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商品画像 | |||||
商品名 | ナチュラルバランス|グリーンピース&ダック | アニモンダ|インテグラプロテクト|アレルギーケア | クプレラ|ホリスティックグレインフリーキャットフード | モグニャン | アーテミス|オソピュアグレインフリー |
価格 | 1,683円/500g | 1,320円/300g | 3,366円/900g | 2,354円/1.5kg(当サイトから注文で初回半額) | 2,970円/900g |
主原料 | グリーンピース、ダック肉 | ドライポテト、ラビットミール | 魚類(ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)、サツマイモ | 白身魚、サツマイモ | フレッシュサーモン、ドライサーモン、えんどう豆 |
動物性タンパク源 | 1種類/ダック | 1種類/ラビット | 1種類/白身魚 | 1種類/白身魚 | 1種類/白身魚 |
カロリー(100gあたり) | 338kcal | 399kcal | 395kcal | 379kcal | 374kcal |
原産国 | アメリカ | ドイツ | オーストラリア | イギリス | アメリカ |
商品リンク | ナチュラルバランス | アニモンダ | クプレラ | モグニャン | アーテミス |
まとめ
アレルギーは猫ちゃん個体によって原因物質が違いますし、その特定も難しいです。
- アレルギーはアレルギーの原因を特定することが大事
- 低アレルゲンのフードを選ぶ
- タンパク質の種類は1種類にしてアレルゲンを特定する
- グレインフリーがおすすめ
- 人工添加物不使用がおすすめ
言葉がしゃべれない猫ちゃんのために、飼い主である私達がアレルゲンに気を付けてフードを選んであげないといけませんよね。
アレルギーの猫ちゃんを飼っている人も、食物アレルギーが気になっている人も、是非参考にしてみてくださいね(^^)